師走に突入し、街はがぜんクリスマスモードに。1年間頑張った自分へのご褒美に何を買おうか……と悩んでいるアナタ! アウトドアブームの今、ゴツさで目をひくヘビーデューティウオッチはいかがでしょう。

山や川、海などのフィールドだけじゃなく、街でアウトドアテイストのファッションに身を包んだ人たちを目にする機会も増えた気がする。男性ファッション誌でも街で着られるアウトドア系アウターが紹介されていたり…

2009年は山登りをはじめとしたアウトドアアクティビティの人気が急上昇。女性ファッション誌でもアウトドアウェアの特集を組んだり、原宿に有名アウトドアブランドのショップが立ち並んだりとファッションの世界からもすそ野が広がりつつある。

山登りやカヤックなどにハマって15年以上のガチなアウトドア野郎の僕から見ても、アウトドアウェアをオシャレに着こなした人たちが街を闊歩する姿はカッコいい。そんなアウトドアスタイルをさらに高めるためのポイントとなるのが、ファッションのアクセントにもなる、実用的(かつ頼れる!)ヘビーデューティウオッチというわけだ。

とんこつラーメン…ではなく、理想の腕時計を求め福岡へ!

「G-SHOCK STORE FUKUOKA」。シルバーを基調とした、スタイリッシュな雰囲気

ということで、所有欲を満たしてくれる理想の腕時計を求めて、いってきました福岡へ。

ディスプレイには、さまざまなタイプのG-SHOCKが展示されている

なぜ福岡なのか? 別に取材のついでに本場のとんこつラーメンが食べたかったわけじゃありません。目指したのは、市内の巨大複合商業施設「キャナルシティ博多」に2008年11月にオープンしたばかりの、日本で2番目のG-SHOCKアンテナショップ「G-SHOCK STORE FUKUOKA」だ。店内に入ると、目に飛び込んできたのは、耐衝撃と防水性能でタフさをウリにする、さまざまなバリエーションのG-SHOCKたち。常時250~280モデルが揃っているという。

巨大な時計をかたどった壁面や映像などを駆使して、G-SHOCKの世界観を表現している

早速、店長の手塚泰明さんに売れ筋のG-SHOCKを教えてもらった。それがこの3モデル。

いろいろなアドバイスをくれた、「G-SHOCK STORE FUKUOKA」店長の手塚泰明さん

左から、FROGMAN「GWF-1000-1JF」、初号機から続くスクエアフォルムを継承するオーソドックスなデザインの5600シリーズ「GW-M5600-1JF」、ビビッドなカラーリングが個性的なCrazy Colorsシリーズ「AW-582SC-1AJF」

手塚「売れ筋は二極化していますね。ひとつは、ブラックボディのベーシックなデザインのモデル。電波受信機能やタフソーラーも備え、主に実用性を重視する30代以上の方に売れています。もうひとつが、ファッション性を重視したカラフルなモデル。価格帯も1万円台と手ごろなものが多く、10代~30代前半の幅広い層に人気です」

ふむふむ、なるほど。最近ビビッドなカラーのアウトドアウェアもたくさん出ているから、カラフルな時計と組み合わせるのもいいかも。ちなみに手塚さんご自身のお気に入りモデルを聞くと、今年モデルチェンジしたばかりの「FROGMAN」だそう。

手塚「G-SHOCKのアイデンティティをもっとも表現しているのが、このFROGMANをはじめとする『MASTER OF G』というシリーズです。徹底したタフネスへのこだわりという、G-SHOCKが積み重ねてきた歴史を凝縮したようなシリーズです。まさに、"スペシャリストのための腕時計"と言えますね」

FROGMANを腕につけさせてもらうと、たしかにその存在感はほかの時計と一線を画している感がある。水深200mの水圧に耐えられる頑強な構造ながら、世界6局の標準電波を受信する「マルチバンド6」を実現したというスグレモノ。水深200mの深海へダイビングをすることは実際にはないと思うのだが、「コレ、200mまで潜れるんだぜ」と周囲に自慢をしたくなる一品(自己満です…)。長年G-SHOCKを愛用しているファンたちが購入することが多いそうだ。

新型FROGMANを実際に腕に装着してみた。ガッチリとしたつくりは、まさにG-SHOCKのイメージそのもの。手塚さんのアドバイスに従って、ジャケットの袖口から出してみた

MASTER OF Gには、防水機能に特化したこのFROGMANのほか、高度や気圧、温度計測ができる「RISEMAN」、防塵・防泥構造の「MUDMAN」、防錆構造の「GULFMAN」が揃っている。たとえば、ダイビングにはFROGMAN、ロッククライミングにはRISEMAN、MTBやモトクロスにはMUDMAN、サーフィンやシーカヤックにはGULFMANとさまざまなアウトドアシーンで最強のパートナーとなってくれそうだ。根っからのアウトドア好きの僕としては、極限までタフさを追求したMASTER OF Gのコンセプトそのものに惹かれてしまう。

「MASTER OF G」のディスプレイ

手塚「MASTER OF Gは、厚みのある立体的なフォルムなので、ジャケットの袖口からあえて出したり、グローブやウェアの上から巻いたりして、目立つようにつけることで男らしさをアピールできる点もポイントが高いです。G-SHOCK全体としてカラーが充実してきたので、がっしりとした大きめのモデルを買っていく女性も増えてますよ」

マウント・ラシュモアを模した、MASTER OF Gの什器。こうしたオリジナルアイテムを見ながら買い物できるのも、アンテナショップならではの楽しみ

G-SHOCK STORE FUKUOKAでは、クリスマス期間中にカップル向けのキャンペーンも展開するという。カップルでG-SHOCK、なんてスタイルもいいかもしれない。

……続いて、人気ウオッチの傾向を探りに東京へ。