今年もらった名刺をスキャンして
宛名データとして活用!

年賀状作成で何といっても楽しいのは賀状面作り。その一方、宛名面の作成はちょっと面倒……と感じる人も多いはずだ。郵便番号や氏名、住所などを調べて、年賀状作成ソフトに入力していくのは、送り先が多くなればなるほど大変な作業といえる。

「ScanSnap S1300」

そこで活躍するのが、PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap(スキャンスナップ)」シリーズだ。特に便利なのは、職場の上司や同僚、取引先など、仕事関連の関係者に年賀状を送るとき。名刺が手元にあれば、それを一度にセットしてスキャンし、一気にデジタルデータとしてMacに取り込める。

名刺をセットして、前面のボタンをワンプッシュ。10枚の名刺のスキャンにかかる時間は、十分な品質の200dpi(最高600dpi)で約48秒と非常に高速

取り込んだデータは、付属の住所管理ソフト「CardMinder(カードマインダー)」に保存可能。スキャンした画像の文字認識が可能であるため(OCR対応)、名刺に書かれた役職や氏名、住所、電話番号など、それぞれの項目を自動で入力してくれる。認識精度は100%とはいかないが、一般的な名刺であればかなり高い確率で取り込め、間違った箇所があったとしてもすぐにソフトウェア上で修正可能だ。

取り込んだデータはアドレスブックと連携させるか、CSV形式で書き出そう。これで年賀状作成ソフトで取り込み、すぐに宛名を作成できる

カードマインダーに取り込んだデータはCSV形式やvCard形式に書き出して年賀状作成ソフトに取り込めばすぐに宛名を印刷できる。また、カードマインダーはアドレスブックと同期できるので、アドレスブックの読み込みに対応した年賀状ソフトを使ってもいい。さらには、年賀状自体をスキャンしてみても面白い。住所や氏名が明朝体やゴシック体といった一般的なフォントで印字されたものならば、高い確率で読み込める。

もちろんスキャンスナップがあれば、写真やイラストなどを取り込んで賀状面に利用することもできるし、年賀状だけでなく、一年中通してさまざまな書類をデータ化してペーパーレス環境を実現できる。

取り込んだデータは画像ファイルとしてiPhotoに保存可能

ScanSnap S1300
オープンプライス(実売予想価格2万8,000円前後)
PFU