PCメーカーらで作る「ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム」(WDLC)は25日、PCや周辺機器のマーケティングキャンペーン「HERO★DADDY」を開始すると発表した。主に小学生以下の子供を持つ30~40代の父親世代をターゲットとし、来年3月31日までキャンペーンを実施する。

WDLCは、95社が参加してPCや携帯電話などのデジタルライフスタイルの提案を行い、市場の活性化を目指す団体で、2008年5月からは「PC de TVキャンペーン」、同9月からは「PC de 旅キャンペーン」、09年4月からは「アイ.ハコブ」プロジェクトを実施。旅キャンペーンでは40万人、アイ.ハコブプロジェクトでは33万人が新たな製品やサービスの購入意向を示すなど、キャンペーンによる市場活性化につなげてきた。

WDLCは、PCメーカーなどが集まって、ユーザー目線のシナリオを提案し、それを購入意向につなげることが狙い

これまでのキャンペーンとその成果。購入意向者の創出に貢献しており、市場のさらなる活性化を狙う

今回のHERO★DADDYキャンペーンは、その第4弾となり、前回のアイ.ハコブプロジェクトでのターゲットF1層(20~30代半ばの女性)と同様に、約700万人と言われる小学生以下の子供を持つ父親をターゲットに絞ってキャンペーンを実施する。昨今の父親像は、仕事で忙しくて家庭を顧みず、家族とのコミュニケーションが不足しているため、家庭での影が薄い――そんなイメージを払拭し、家庭での父親の存在感を拡大させようというのがこのキャンペーンの狙いだ。

新たに実施されるHERO★DADDYキャンペーンロゴ

アンケート調査における小学生の父親のイメージ。その現実と理想のギャップを埋めるというのが今回のキャンペーンの目標だ