問題ステップ記録ツールの記録をWebブラウザで表示
実際にWebブラウザで表示してみよう。図7のZIPファイルをダブルクリックして、中身を表示する(図8)。
ファイルの種類はMHTMLドキュメントとなっているが、HTMLの一種である。これをダブルクリックするとWebブラウザで表示する(図9)。
さて、実際に記録し、表示させてみるとわかるのであるが、たったこれだけの手順でも非常に多くのステップが記録されている。ここでは、そのいくつかを紹介しよう。実際に操作を行った部分については、緑の枠で強調されている。
以上のようになる。また、スライドショー形式でも表示可能である(図14)。
操作が順番に表示されるので、連続して、操作内容を確認できる。詳細情報では、実際の操作内容も確認できる(図15)。
問題ステップ記録ツールは、記録もその表示もいかに簡単であるかおわかりいただけたかと思う。
ユーザーコメントを追加する
問題ステップ記録ツールは、自動的に操作手順を記録してくれるが、あえてユーザーコメントを入れることも可能である。記録中に図5で[コメントの追加]を選択する。すると、デスクトップ全体が、やや薄らぎ、コメントの追加ダイアログが表示される(図16)。
ダイアログにあるように、注目させたい領域をマウスを使い指定していく。すると、その部分が、クリアに表示される。さらにダイアログには、コメントを記入していく(図17)。
実際に記録されたものが、図18である。
問題ステップ記録ツールは、冒頭で紹介したように、トラブル対策に利用されることを目的としている。しかし、教育用などにも十分利用可能である。初心者に手順を紹介する際などに利用できる。また、新たなプログラムなどで、ユーザーの操作分析にも使える。問題ステップ記録ツールは、操作手順と同時に時間も記録。そこで、時間がかかっている操作などを抽出することもできる。何よりもWebブラウザで、簡単に表示できる点がありがたいといえよう。