22日に発売されたWindows 7であるが、すでにWindows 7への移行を開始しているユーザーもおられるであろう。OSのインストールから始まり、各種デバイスの接続、そしてアプリケーションのインストール… 多くのソフトウェアをインストールしていると、パフォーマンスが気になったりする。そんな時に利用したいのが、モニタリングツールである。Windows 7では、この種のツールも着実に機能強化が図られている。本稿では、それらを紹介しよう。
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機能強化されたパフォーマンスモニター
Vistaでは、「信頼性とパフォーマンスモニター」と呼ばれていたものである。起動方法は、スタートメニューの[コンピューター]から右クリックで[管理]を選択する。左のペインで、[システムツール]→[パフォーマンス]以下となる(図1)。
Vistaでは、この時点でリソースモニタが表示されていたが、Windows 7では、システムの概要などが表示される。リソースモニターを起動するには、中央のペインにある青字の[リソースモニターを開く]をクリックする(図2)。
[概要]タブが表示され、CPU、ディスク、ネットワーク、メモリの状況が表示される。Windows 7のリソースモニターでは、個々のリソースに対し、タブが設定された。まずは、CPUタブである(図3)。
プロセスだけでなく、サービスも表示されるようになり、グラフが表示される。[メモリ]タブでは、プロセスだけでなく、物理メモリの使用状況などが、グラフィカルに表示される(図4)。
遷移グラフも、「使用物理メモリ」、「コミットチャージ」、「ハードフォールト/秒」の3つが表示される。ついで[ディスク]タブである(図5)。
「ディスク活動のプロセス」、「記憶域」などが追加された。最後に[ネットワーク]タブである(図6)。
「ネットワーク活動のプロセス」、「ネットワーク活動」、「TCP接続」の3つが表示される。タブ化したことにより、これまで以上に詳細なリソース内容が表示されるようになった。基本的には[概要]タブを確認するくらいで十分であるが、システムに問題が発生した場合などには、威力を発揮するだろう。 図7は、パフォーマンスモニターで、「Processor」をカウンターに追加してみたものである。