キヤノンマーケティングジャパン

キヤノンマーケティングジャパンのブース。右は今年7月に発売されたimageRUNNER ADVANCE C9075 PRO。オフィス向けのカラー複合機がベースだが、カラー70ppmのエンジンスピードにimagePRESS譲りの給排紙オプションが用意されている。競合は富士ゼロックスのApeosPort-III C7600あたりか。なお、オプションのPostScriptコントローラ「ColorPASS-GX300」ではジョブマネージメントソフトに新しいユーザーインターフェイスを採用したCommand WorkStation 5が搭載されている

キヤノン、小森&ホリゾン

キヤノンが提唱するimagePRESS C7000VPを使った追い刷りのワークフロー。小森コーポレーションのLITHRONE S40で印刷したカタログをimagePRESS C7000VPで追い刷りできるようにホリゾン社のHORIZON APC-66Dで断裁しておく。発注依頼が来たらimagePRESS C7000VPで追い刷りを行い、ホリゾン社のHORIZON VAC+SPF-200A+FC-200Aで製本・仕上げを行う。全ページをimagePRESS C7000VPで出力するのではなく、オフセット印刷とハイブリッドすることでコスト削減を提案

富士フイルムグラフィックシステムズ

富士フイルムグラフィックシステムズのブースでは、グループ会社の富士フイルムの製品と富士ゼロックスの製品を展示。右は富士フイルム社の菊半裁サイズのインクジェットデジタルプレス「Jet Press 720(仮称)」。解像度1,200dpiの4色水性顔料インクジェットにより、オフセット印刷に迫るクオリティを実現。最大用紙サイズは720×520mmだが、インクジェットプリンティング技術により、オフセット印刷機のように前準備の時間がかからないことが特徴。オフセット印刷機と使い分けを提唱している

富士ゼロックス

左は富士ゼロックス製DocuColor 1256 GA用モアレチェックツール(参考出品)の出力結果。今年8月にDocuColor 1256 GA用オプションとして「1bit TIFF Converter 1.0(55万円)」が発売され、CTP用の1bit TIFFの出力からモアレの確認も簡易的に可能になったが、そこからさらに踏み込んで、モアレを起こす可能性のある部分を別途出力を行うといったもの(下側がモアレ検出された結果)。右はモノクロ144ppmの高速機「Nuvera 144EA Digital Production System」の倍の速度である288ppmのモノクロプロダクションシステム(参考出品)

大日本スクリーン製造

大日本スクリーン製造ではA2ワイドサイズ対応のインクジェット枚葉印刷機の「Truepress Jet SX」をメインで展示。最大用紙サイズは530×740mm縦通しとA2ワイドサイズまでだが、1,440×720dpiの解像度の4色水性顔料インクジェットで用紙対応力に優れ、フルカラーでバリアブルな追い刷りが可能となってる。この手の菊半裁相当の高速インクジェットプリントシステムは今後期待できる分野といえよう

コダック

コダック社のブース。メインで展示されていたのは「Kodak Prosper S10 プリンティングシステム(右写真)」。こちらは既存のオフセット輪転機にインラインで用いるモノクロインクジェットの追い刷り専用プリンティングシステムである