Mac OS X向けオフィススイート「Microsoft Office 2008 for Mac」の評価版が公開された。米国では今年4月から提供開始されていたが、今度はマイクロソフト日本法人による日本語ローカライズ版の登場だ。30日間無償利用できるこのチャンスを利用し、定番ソフトの実力を検証してみよう。

「Microsoft Office 2008 for Mac」評価版の日本語ローカライズ版が登場

上位エディションの全機能が試せる

「Microsoft Office 2008 for Mac Business Edition」。通常版52,290円、アップグレード版29,400円

Office 2008 for Mac評価版は、ファミリー&アカデミックの上位エディションにあたる「Microsoft Office 2008 for Mac Business Edition」とほぼ同じ内容。Word 2008とExcel 2008、PowerPoint 2008にMessenger for Macというファミリー&アカデミックと同じパッケージ構成に加え、Exchange Serverクライアント機能を備えた「Entourage 2008 Web Services Edition」が用意されている。チュートリアルビデオやクリップアートなど一部は未収録だが、Office Live Workplace上の書類にアクセスできる「Microsoft Document Connection for Mac」が追加されるなど、7月公開のSP2の変更が含まれている。

評価版のダウンロードには、メールアドレスと氏名、用途を入力したうえでサインアップが必要。完了次第画面にはプロダクトキーが表示され、ダウンロード用のリンクボタンが表示される。ディスクイメージ(.dmg)は約600MB、ライセンス条項など契約内容を除けば、販売中のパッケージ版とインストール手順に違いはない。

メールアドレスと名前を登録すれば、すぐに評価版プロダクトキーが発行され、試用版のダウンロードが可能になる

インストールの手順は製品版とまったく同じ。試用期間以外の機能制限も特に設けられていない

評価版を継続して使いたい場合には、評価期間中に購入したプロダクトキーを入力すればOK。別途パッケージ版を購入した場合には、評価版をアンインストールしたあと、パッケージ版のディスクからインストールし直す必要がある。なお、評価期間中に購入したプロダクトキーがファミリー&アカデミックのものである場合には、Exchange Serverクライアントなどファミリー&アカデミックにない機能は以降利用できなくなる。