「Inspiron 545s」

PCfanがオススメする特別限定仕様の「Inspiron 545」と「Inspiron 545s」が登場した。両機はともにIntel G33 Express Chipsetを核にしたシステムを採用。前者がマイクロタワー、後者がスリムタワーとなっている。どちらをチョイスするかは、利用スタイルで考えてみよう。ベースマシンとして購入し、保証外の行為だがあとから拡張ボードやHDDなどを増設したいというのなら拡張性の高い545。なるべく卓上にスッキリ設置したい、または横置き縦置きと柔軟に設置したいというのなら545s、といった具合だ。なお両モデルとも8色のフロントパネルを用意。好みのカラーリングに無償で変更できるので、インテリアの雰囲気にあった色を、という視点で選んでもよいだろう。

基本仕様をチェックしてみよう。CPUはIntel Core 2 Duo E7500(2・93GHz)となっている。このCPUはE8000番台に比べると2次キャッシュやFSBが引き下げられているが、その分コストが抑えられる。もちろんマルチタスクに強いデュアルコアCPUなので、性能とコストのバランスが取れたCPUだといえる。メモリはDDR2規格の2GBモジュールを2枚挿した計4GBのデュアルチャンネル仕様。OSが64bit版Vista Home Premiumなので、4GBのメモリ領域をすべて認識できる。32bit OSでは3GBと少しまでしか使えないが、64bit OSなら搭載メモリすべての領域を解放してくれるのだ。グラフィックにはATI Radeon HD 4350を採用。DVIのほかにHDMI出力も搭載しているので、大画面テレビとの接続もOKだ。なお、両機ともデスクトップだが、無線LANを標準搭載している点がうれしい。

注目したいのがセットとなるディスプレイ「S2209W」。これは21.5型ワイドサイズながら、1,920×1,080ドットのフルHD解像度を実現した製品だ。アスペクト比が16:9、応答速度が5msと高速なので、ハイビジョン映像の表示に最適なディスプレイといえる。実用的なスペックの本体とフルHD液晶がセットで69,980円は、Web直販の雄、デルならではのお得な価格設定といえよう。

セットとなる「S2209W」は、21.5型ワイドで1,920×1,080ドットの解像度となる。5msの高速応答速度のほか、1000:1の高コントラスト、300cd/㎡の最大輝度を誇り、映像表示に強いディスプレイといえる

カラフルな8色からセレクト

Inspiron 545と545sは、フロントパネルを豊富なカラーから選べるのがポイント。標準色はピアノブラックだが、無償でほかのカラーにチェンジできる。インテリアや好みに合わせて色を選ぼう

Inspiron 545。左からピアノブラック、ピュアホワイト、フラミンゴピンク、トゥルーブルー、スプリンググリーン、プラムパープル、タンジェリンオレンジ、フォーミュラレッド

Inspiron 545s。こちらも同様に(左から)ピアノブラック、ピュアホワイト、フラミンゴピンク、トゥルーブルー、スプリンググリーン、プラムパープル、タンジェリンオレンジ、フォーミュラレッドを用意