NF/D70Nはカスタマイズ性が高いだけに、どれを選んだら良いか分からないというユーザーも多いだろう。そんな方に筆者がお勧めしたいカスタマイズ方法は、予算が多い・少ないに関わらず、まず最初に無線LANなど自分の利用環境で必要となる機能を割り出すこと。次に、日頃の快適さや「Windows 7」へのアップグレードを考慮してCPUとメモリにできるだけ予算をかけるようにする。ここになぜHDDが含まれていないかというと、HDDはデータ転送速度こそ遅くなるものの、外付けHDDを使えば手軽に容量が増やせるため。
また、CPUは後から交換できないパーツであるため、"アレコレとやる時になってからパワーが足りず後悔"なんてことは避けたいはず。そのためにも、購入時にできる限り高性能のものを選んでほしい。NF/D70NであればIntel Core 2 Duo P9600(2.66GHz)で、家庭での"中核マシン"の購入/買い換えを考えているならば、まずこれがオススメだ。これだけのCPUパワーがあれば、Blu-rayコンテンツなどの動画再生、デジタルカメラで撮影した高解像度画像の編集/レタッチなど、ホームエンターテインメントならではの負荷の高い作業も難なくこなせる。
メモリはHDDと同様に増設できるものだが、2GBを選択した場合はデュアルチャネル対応から自動的に1GB×2枚構成となるので、この時点で既に2つのスロットが埋まってしまう。つまり、後から4GBへ変更するには2GB×2枚の購入が必要となり、結果として最初の1GB×2枚が無駄になってしまうわけだ。また、WEB MARTで入手できるクーポンやキャンペーンを活用すると、メモリを4GB搭載しても価格差が少ない、あるいは2GB搭載時と変わらないという場合が多々ある。購入時にはこの点もよくチェックしよう。
ここまで選んだ段階で予算に余裕があるようなら、NF/D70Nの豊富なカスタマイズ項目を活かして「将来的に使いそう」「これがあったら便利そう」といった機能を追加していけば良い。アプリケーションについては、初心者ならば「らくらくズーム」「ゆったり設定2」「壁紙かんたん模様替え」などが含まれる「標準ソフトウェアセット」がオススメだ。
前編でも解説した通り、NF/D70Nは、スペックやカラー、アプリケーション、さらには保証期間に至るまで、さまざまなユーザーニーズに応えられる、いわばオンラインショップならではの「カスタマイズの楽しみが味わえる」モデルだ。実際に購入する際は、利用環境や予算に応じて、またWEB MARTのキャンペーンやクーポンを活用しつつ、楽しみながら自分好みのノートPCを作り上げていただきたい。
■試用機の主なスペック | |
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FMV-BIBLO NF/D70N(WEB MART限定デザイン) | |
Intel(R) Core(TM)2 Duo Processor P9600(2.66GHz) | |
Mobile Intel(R) GM45 Express Chipset | |
4GB(2GB×2) | |
500GB | |
Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応) | |
Intel(R) GMA 4500MHD(チップセット内蔵) | |
15.6型ワイドスーパーファイン液晶(1,366×768) | |
内蔵ステレオスピーカー、Intel(R) High Definition Audio | |
IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、10/100/1000BASE-T対応有線LAN | |
Blurtooth V2.1+EDR、SDメモリーカード/メモリースティック対応スロット×1、ExpressCardスロット×1、ミニD-sub 15ピン×1、HDMI出力端子×1、USB 2.0×4、eSATAコネクタ×1、IEEE1394(S400)×1、LANポート、マイク・ラインイン兼用端子、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子 | |
約W372×D253.5×H37.8~45.5mm/約2.8kg | |
Windows Vista Home Premium SP1 | |
約2.0時間 | |
Micorsoft Office Personal 2007 with PowerPoint 2007 SP1、ノートン・インターネットセキュリティ 2009 90日体験版、Roxio Creator、WinDVD、FMVサポートナビ、FM かんたんバックアップなど | |
マニュアル類、ACアダプタ、アプリケーションディスク&ユーティリティディスク、保証書 | |
160,240円(カスタムメイドモデルフェアクーポン適用時、9月30日現在//WEB MART限定デザインは、現在入荷時期未定) |