液晶やキーボード、インタフェース周りに関しては前モデルから大きな変更はない。液晶は10.1型のWSVGA(1,024×600ドット)で、キーボードはキーピッチが17mm、キーストロークが2mmとなっている。ただし、ディスプレイはノングレアからグレア液晶に変更されており、くっきり鮮やかになった反面、多少映り込みが気になるようになった。もっとも、バックライト輝度が高いため、通常使用では映り込みを意識するようなことはあまりない。

液晶は10.1型のWSVGA(1024×600ドット)で、グレアタイプ。光沢感があるため、映り込みは若干気になるが、くっきり鮮やかな画面は好印象だ

キーボードはキーピッチが17mm、キーストロークが2mmとなっており、打鍵感はよい。配列も標準的なため、タイプミスも起きにくい

CPUはIntel Atom N280(1.66GHz)が搭載され、従来のN270(1.6GHz)よりも若干クロック数があがっている。また、FSBも533MHzから667Hzにアップし、パフォーマンスが向上した。その分、バッテリ駆動時間は最大約3.2時間から約3時間にほんの少しだけ短くなっている。そこで、実際の性能の変化を見るため、前モデルと同じ条件でベンチマークをとり、下の表にまとめてみた。表を見ても分かるように、バッテリ駆動時間の差はそれほど大きくない。逆に、パフォーマンスは意外に差がついている。基本性能に関しては、前モデルから順当に進化していると言えるだろう。

ベンチマーク

■3DMark06(800×600ドット)
型番 Na01mini Na02mini-V
CPU Score 485 508
3DMark 90 94
■PCMark05 (外部ディスプレイに接続して1.024×768ドットで測定)
型番 Na01mini Na02mini-V
PCMark 1506 1552
フルパワーモードにてFFBenchをデモモードでループさせたバッテリ持続時間
型番 Na01mini Na02mini-V
時間 2時間10分 1時間53分

このほか、Na02mini-Vは無線LANが従来の802.11b/gに加えて802.11nにも対応しており、より高速なワイヤレス通信が行えるようになっている。

標準バッテリの容量は31.5Whで、従来より若干減っている。その分、駆動時間も最大約3時間とほんの少し短くなった。ただし、体感的には前モデルとそれほど変わらない印象だ