昨年11月に発表され、50,000円を切る価格設定で話題を集めたエプソンダイレクトのAtom搭載Netbook「Endeavor Na01mini」。その待望の後継モデル「Endeavor Na02mini-V」が登場した。従来モデルからデザインを一新し、筐体が大幅にスリム化されているのが特徴。軽量化も図られ、より持ち運びしやすくなっている。豊富に用意されたオプションも魅力的だ。

主な仕様  [CPU] Intel Atom N280(1.66GHz)  [チップセット] Intel 945GSE Express+ICH7M  [メモリ] 1GB  [HDD] 160GB  [ディスプレイ] 10.1型ワイド(1,024×600ドット)  [サイズ/重量] 約W265×D180×H24.5~28.0mm/約1.02kg  [OS] Windows XP Home Edition  [直販価格] 39,800円

薄型化と軽量化が図られ洗練度が増したボディ

抜群のコストパフォーマンスで人気のあった前モデルのNa01miniだが、その質実剛健な外観は、利用シーンを若干限定していたように思う。「ビジネスにはいいけれど、プライベートで使うにはちょっと色気が少な目かも」というのが正直な感想だった。今回のNa02mini-Vは、大幅にスリム化された新デザインの筐体を採用しており、ビジネスシーンにマッチする渋さを残しながらも一気にあか抜けた印象になった。

ボディカラーは白と黒のツートンが基調になっているが、細かなラメが入ったような処理が施された天板やピアノブラックのベゼル部分など、パーツによって表面の質感が微妙に異なっている。また、ヒンジ部などにシルバーがアクセントで入っており、これらの要素が全体に上質で洗練された雰囲気を与えている。

ボディカラーは白と黒のツートンがベースになっているが、同じ黒でも天板とベゼルでは処理の仕方が異なり、質感も違う

電源ボタンはヒンジ部に一体化されている。シルバーと緑のLEDがデザインにアクセントを加えている

本体の厚みは最薄部が24.5mm、最厚部が28mmで、従来の39mmから11~15mm程度薄くなっている。それにともない重さも従来の1.28kgから1.02kgに軽くなって、より気軽に持ち出せるようになった。またACアダプタも従来の213gから200gへと軽量化が図られている。そのため、ACアダプタ込みでも1.22kgと、従来よりも軽くなっているのだから驚きだ。

本体は最薄部が24.5mmと、かなりスリム。本体底面に余分な凹凸がないので、カバンなどにもすっきり収納できる

付属のACアダプタも、従来モデルから軽量化が図られている。旅行や出張の際は、荷物をできるだけ軽くしたいので、こうした改良は地味ながら非常にうれしい