ファッションに敏感な日本人女性の中でも最先端層がいま、注目しているのがストップウォッチ機能などを有するアナログ式の多機能ウォッチ。男性に根強い人気のアナログ式クロノグラフ(ストップウォッチ+積算機能付きウォッチ)だが、それをイタリアの女性ファッション関係者らが身に着けはじめ、トレンドとしてじわじわと世界中に拡大中なのだ。
このようにしてアナログ式多機能ウォッチというテイストを求める女性は国内外で増加中だが、それに応えるかのようにカシオ計算機では、現行の「タフ&エレガンス」をコンセプトとする「G-ms(ジーミズ)」シリーズに、多針式モデルを他社に先駆けてラインナップしてきた。
こうした先進性を誇る同社がこのほど、女性用アナログ式クロノグラフに対応する、直径25mmの極小ムーブメントの開発に成功した。これは同社が開発し、既に製品化されている、従来の女性用多機能型の世界最小ムーブメントよりも直径が3mmほども小さい。
そこで今回、カシオ計算機を訪れ、同社の岡本哲史さん(カシオ計算機 羽村技術センター 時計事業部 モジュール開発部 モジュール企画室)から、先に述べたモジュールの小型化の背景や、実現するために苦心された点、製品化などについて詳細を伺った。……つづきを読む