ベンチマーク
グラフ1はSandra 2009 SP4のCache & Memory Benchmark。Athlon II X4 605eに関しては、およそ動作クロックどおりのスコアと言える。L2キャッシュ内に収まるサイズまでは、Athlon II X4 630・620のやや下を沿うように推移している。Athlon II X2 240eはこれらと違い、512KBと1MBのスコアが横ばいである点が特徴だ。L2キャッシュが512KBのAthlon II X4の3製品は、512KBから1MBへとテストが移る際、スコアが右肩下がりであるのに対し、L2キャッシュを1MB搭載したAthlon II X2では、ここに落ち込みが無いことになる。Memory Latency Benchmark(グラフ2)でもAthlon II X2 240eで1MB時のレイテンシがAthlon II X4よりも短いことが確認できる。また、そのL2キャッシュの影響だろうか、4MB以降のテストでもややレイテンシが短い結果となっている。
そしてSandra 2009 SP4のCPU関連ベンチマークの結果がグラフ3・4。CPU ArithmeticおよびCPU Multimediaとも、それぞれクロックとコア数で計算してみると、キレイにクロック相応のスコアであることがわかる。