「品川駅構内を選んだのは、新幹線を利用するビジネスマンに利用してもらいたという狙いから。10時間の駆動時間の実現や、出張中の新幹線の車内や駅構内でも利用してもらえるメリットを訴求した。実際に手に取っていただき、その使い勝手を体験してもらったほか、今回のイベントのために用意したパンフレットでも、10時間駆動など出張時に手軽に利用できるメリットなどを訴求した」という。
シャープでは、発表直後からは、アーリーアダプター層を対象にしたマーケティングに取り組んできたが、発売にあわせてより幅広いユーザー層へと訴求を展開。その第1弾ともいえる取り組みが今回の駅ナカイベントを通じたビジネスマンへの訴求となる。
「ビジネスマンのほかにも、就職活動中の女子大学生が移動中に会社の情報を手軽にチェックするといった使い方の提案などにも力を入れていく。また、Twitter端末として利用しやすいことも訴求していく考え」だという。
今回のイベントでは、会場からTwitterで情報を提供するといった取り組みも行っており、今後、同様の発信を継続的に行っていくことで、Twitter利用者への訴求を図る。
また、店頭展示も積極展開する考えで、17日にビックカメラ有楽町店、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaでデビューイベントを実施したのに続き、19日にはヤマダ電機LABI渋谷でのデビューイベントを開催。9月中には、全国約1,000店舗での実際に動作するNetWalkerを展示する予定だという。
さらに、先着3,000人のユーザー登録者を対象に、アスキー・メディアワークス発行のNetWalker関連ムック「ネットウォーカー Guide Book」を贈呈するキャンペーンも行う。そのほか、年末商戦が本格化するのにあわせて、交通広告の展開なども検討していくという。
一方、発表時に明らかにしていた電子辞書対応については、年明け早々をめどに提供する考えを示したが、「電子辞書モデルとして投入するのか、カードで追加する形で提供するのかは現時点ではまだ決めていない」とした。