感じて! この破壊のカタルシス
『RFG』にはもちろん「マルチプレイモード」も搭載されている。Xbox LiveやPlayStation Networkを使ったオンラインプレイでは最大16人でのオンライン対戦が楽しめる。ゲームモードとしてはアナーキー(デスマッチ)や、チームアナーキー(チームデスマッチ)などお馴染みのもののほか、「シージ」「ダメージコントロール」「デモリッション」のような破壊活動をテーマにしたユニークなモードも用意されている。
また、1台のゲーム機上でターン制にて楽しめる「WRECKING CREW」モードもある。これは与えられた破壊テーマを各プレイヤーが交代で挑戦し、誰が一番高得点を上げられるかを競うタイプのゲームモードだ。なお、「WRECKING CREW」モードはオフライン状態で、ゲームコントローラが一個でも楽しめるのが特徴だ。
RPG的なゲーム展開は好き嫌いがありそうだが、『RFG』は、かなり欲張りで盛りだくさんな仕様のゲームになっている。この高圧縮率な詰め込み仕様が、各プレイヤーにそれぞれの多様な遊び方を許容しているのが面白い。TPS好きならば銃火器中心の3Dシューティングとしてプレイしていくことも可能だし、アクションゲームが好きならば、出会い頭の即死ハンマー攻撃で暴れまくる戦法もとれる。
建物への破壊活動についても、建物の構造を見極めてリモート爆弾を仕掛けて行く知的な破壊行動を中心にプレイしてもいいし、あるいは車両やロボットを積極的に駆使して物理攻撃中心の爽快な「ぶっこわし」破壊行動を楽しんでもいい。
また、そうしたいろいろなプレイスタイルを代わる代わる試して、その流れの中で最適な『RFG』の遊び方を見つけていく……というのも楽しいはずだ。最近、やたら多かった「撃つ」ゲーム、「斬る」ゲームとはひと味違った「破壊する」楽しさを体験できる『RFG』に、筆者はコンピュータゲームの新しい可能性を感じた。
食欲の秋、読書の秋、破壊の秋。オススメだ。
(トライゼット西川善司)
ゲームタイトル | Red Faction: Guerrilla (レッドファクション:ゲリラ) |
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メーカー | スパイク |
対応機種 | プレイステーション 3 Xbox 360 |
ジャンル | オープンワールドアクション |
発売日 | 2009年8月6日 (発売中) |
価格 | 7,140円 |
C (15才以上対象) |
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