第2世代超薄型ノートPCのプラットフォーム(コードネーム:Congo)は、メインストリーム向けプラットフォームの1世代前のものをベースに、省電力性能を高めて採用している。今回のTigris投入に合わせ、こちらも1世代進化する格好だ。

プロセッサとしては、「Turion Neo X2」「Athlon Neo X2」「Athlon Neo」「Sempron」の4ブランドが用意されている。TDP 18W~15Wまでの熱設計であり、クロックが低く抑えられているほか、システムバスもクロックを落としており、対応メモリもDDR2-667までとされる。チップセットは、コードネームが「RS780MN」(AMD M780G)で、組み合わせるサウスブリッジはSB710。

統合グラフィック機能はDirectX 10に対応しており、ほか、Avivo HDによるHDプライバック、HDMIへの対応、PowerNow!などの機能も搭載されている。チップセットはAMD M780Gが採用される。メインストリーム向けよりも1世代古いとはいえ、CULVセグメントにターゲットを絞れば、エンタテインメント性能やゲーム性能などでライバルプラットフォームよりも高性能であるとアピールしている。

Congoプラットフォームの特徴。Yukon世代と比較し、デュアルコアCPUの投入、DirectX 10グラフィックへの対応、Avivo HDの対応など、パフォーマンスが引き上げられている

CPUブランド名 モデルナンバー クロック コア L2 システムバス TDP
Turion Neo X2 L625 1.6GHz 2 1MB 1.6GHz 18W
Athlon Neo X2 L325 1.5GHz 2 1MB 1.6GHz 18W
Athlon Neo MV-40 1.6GHz 1 512KB 1.6GHz 15W
Sempron 210U 1.5GHz 1 256KB 1.6GHz 15W