iTunesの管理機能が強化
次にiTunes 9のiPhone関連の追加機能を紹介する。大きな改善点としては、iTunes上でアプリの管理が要約できるようになった点が挙げられる。
これまでは、iTunesではアプリ名が一覧表示になっており、インストールしたいアプリをチェックするだけの機能しかなかった。しかしiTunes 9では、一覧表示ではアプリのアイコンが表示されるようになり、名前・カテゴリ・日付での並び替え、検索機能も追加された。
さらにiPhoneのホーム画面がiTunes上に表示されるようになり、iTunesからHome画面を管理できるようになった。今まで、iPhoneで苦労してホーム画面を整理していたユーザーにとっては朗報だろう。
整理はiPhoneのように行える。アプリの左上に出てくる×印をクリックするとアプリが削除され、ドラッグ&ドロップで配置を変更できる。別のページに移動させたいときは、移動したいページ上にドラッグ&ドロップすればいい。ドラッグすると、画面はそのページに切り替わるので、そのあとドロップしてもいい。iPhoneで整理するのに比べ、離れたページに移動させるのが格段に楽になったし、複数のアプリを選択して移動することも可能になった。
音楽などの同期機能も強化。音楽の場合、従来はライブラリ全体か個別の楽曲一覧から同期する曲をチェックしたりプレイリストを選択するしかなかったが、新たにアーティストごとやジャンルごとに選択できるようになり、アーティストの検索機能もついた。iPod classicでもない限り、所有するすべての曲を同期できないという人は結構多いので、より簡単に同期できる曲を選択できるようになったのはうれしい。
なお、今回はiPhoneとの連携を中心に見たため、iTunes 9のホームシェアリングやiTunes LPに関しては割愛している。