LIFESTYLE PRODUCTSでは、PLY用の置き台として天童木工PLYによる「PLYWOOD TRAY」、PRISMOID用として和紙「ナオロン」を使った「SIWA・紙和」シリーズのオリジナル携帯ケースを提供。
さらに、ACアダプターをホースに見立ててレンジャー部隊を配置した「RANGERS」、小鳥の「REST」などといった23アイテムを提供。14組16人のデザイナーがそれぞれデザインしたもので、デザイナー同士がディスカッションを行うワークショップも開催してアイデアを出し合って実現したという。
デザイナーだけでなく、iidaに関するアイデアを募集する「iida AWARD 2010」も実施する。第1回目は、国内外の大学院生を対象に、LIFESTYLE PRODUCTSのアイデアを募集するもので、すでにイタリアやオランダなどの学校から賛同を得ているとのことで、9月末にはWebで詳細を発表する予定。
iida向けのデジタルコンテンツとして、国内外のクリエーターが参加し、「携帯をメディアとするアートプロジェクト」という「iida Digital Contents Gallery」を開始する。クリエーターがデザインしたiida向けの作品を手に入れられる。メールの文章を中田ヤスタカ氏のオリジナル楽曲と組み合わせ、それをダウンロードできる「iida Calling 2」も提供する。
さらにコンセプトモデル「Polaris」(北極星)も発表された。これは、「人間と携帯、ロボットの新しい関係が始まる」(サービス・プロダクト企画本部長 増田和彦氏)ことを目指したもので、球状のロボットの中にタッチパネル搭載携帯が内蔵すると、ロボットが動き回って音楽を奏で、さらに携帯内に保存されたライフログを集約し、分析してそれをテレビに出力する、という機能が想定されている。
フラワーロボティクスが開発するもので、Web閲覧、歩行量、食事などのライフログを分析することで、たとえば食生活に適したレシピなど、ユーザーにあった情報を提示してくれる。学習機能も備え、たとえばユーザーの帰宅時間に合わせて玄関先に移動する、などといった機能も考えられているようだ。