液晶ディスプレイは10.1型で、解像度は1024×576ドット。大きめのダイアログは天地が画面からはみ出してしまうこともある

HP mini 110シリーズのCPUは、この種のミニノートとしては一般的なIntel Atom N280 (1.66GHz)を採用している。チップセットはグラフィックス統合型のIntel 945GSE Expressを搭載。メモリは1GBだが、HDDは160GBと大容量。液晶ディスプレイは10.1型で、解像度は1,024×576ドットとなっている。ミニノートとしては標準的な解像度ながら、やはり少し狭い感じがするのは否めない。ソフトによってはダイアログがタスクバーなどに隠れてしまうものも出てくるだろう。

液晶ディスプレイの上部には、Webカメラが内蔵されており、ビデオチャットなどに利用できる

ベンチマークを測ったところ、下の表のような結果になった。特筆するほどのパフォーマンスではないが、OSがWindows XPということもあり、動作自体は非常にキビキビとしている。また、従来モデルに比べると、ハードディスクのアクセススピードがかなり速くなっているようで、大容量データのコピーやアプリケーションの起動も快適だった。

PCMark05(外部ディスプレイに接続して1,024×768ドットで測定)
PCMark Score 1510
CPU Score 1552
Memory Score 2400
Graphic Score 587
HDD Score 4694
3DMark06(解像度を640×480ドットに設定して測定)
3DMark Score 98
SM2.0 Score 45
HDR/SM3.0 Score N/A
CPU Score 503

インタフェースは、USB 2.0×3と、SD/SDHC/MMC/メモリースティック/x-Dピクチャーカード対応メモリースロットなどを装備する。映像出力はアナログRGBを1基備える。

本体左側面には、USB 2.0ポートとマイク入力/ヘッドホン出力端子が搭載されている

本体右側面には、アナログRGB×1、USB2.0×2、5in1メモリーカードスロット(SD/SDHC/MMC/メモリースティック/x-Dピクチャーカード対応)×1、LANポートなどが搭載されている

バッテリ駆動時間は、カタログ値で3セルの標準タイプが約3.5時間、6セルの大容量タイプが約6時間となっている。そこで、FFbenchをLowモード、デモモード、ループで走らせてみたところ、それぞれ1時間57分(3セル)、3時間53分(6セル)で強制的に休止状態に移行した。標準バッテリでも日常用途には十分だが、電源のない出先で使うことが多いならば大容量バッテリを用意した方が安心だろう。

フルパワーモードにてFFBenchをデモモードでループさせたバッテリ持続時間 1時間57分(3セル)、3時間53分(6セル)

標準バッテリと大容量バッテリを比較したところ。大容量バッテリは出っ張り部分がスタンド代わりになるため、机の上などでは本体に適度な傾斜がついて使いやすい