ガイド以外の撮影モードとしては、フルオートやプログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出、および「ポートレート」や「風景」など7つのシーンモードに対応する。絞りやシャッター速度は、グリップ部のコマンドダイヤルを使って1/3ステップで調整でき、露出補正は専用ボタンとダイヤルの併用で行う。
感度やホワイトバランス、ドライブモードなどを変更するには、背面左下のインフォ設定ボタンを押してインフォ画面を表示。その画面から項目を選んで設定する。これらの一連の操作系は、同社の従来のエントリー機を踏襲したものだ。ミドルクラス機とは違って、感度やホワイトバランスをダイレクトに変更できないが、主要設定をインフォ画面に集約することで、操作の統一性と一覧性を高めている。
付加的な機能としては、画像処理によって白とびや黒つぶれを軽減する「アクティブD-ライティング」や、発色や画質の傾向を切り替える「ピクチャーコントロール」、振動と空気流制御で撮像素子のゴミを低減する「ニコンインテグレーテッドダストリダクションシステム」、ファインダー内に格子線を表示する機能、RAWとJPEGの同時記録などに対応。また、各種の機能の意味をテキスト解説するヘルプ機能もある。
カメラ内での画像編集機能が豊富にそろうことは、最近の同社エントリー機に共通した特長だ。明るさや色の調整のほか、風景をジオラマ風に変換する「ミニチュア効果」、白黒の線画風にする「塗り絵」、ぼかしを加える「ソフトフィルター」などが用意される。……つづきを読む
[撮影モード:風景(F10、1/320秒) / 感度:オート(ISO100) / WB:オート / ピクチャーコントロール:風景 / レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR / 焦点距離:18mm] |
左の写真に画像編集の「塗り絵」を適用 |