音楽制作集団「Elements Garden」のコンピレーションアルバム第2弾となる「Elements Garden II -TONE CLUSTER-」が、2009年9月2日に発売された。その発売を記念して敢行された、複数WEBサイトをまたいでのリレーインタビュー企画もついに最終回ということで、今回はElements Gardenの代表である上松範康氏が登場。アルバムのことはもちろん、Elements Garedenの音楽についてじっくりと語ってくれた。

9月2日に発売されたコンピレーションアルバム「Elements Garden II -TONE CLUSTER-」

■「Elements Garden」リレーインタビュー
・第1回 - 藤田淳平氏 (Galge.com)
・第2回 - 藤間仁氏 (エキサイトアニメ)
・第3回 - 中山真斗氏 (電撃萌王ブログ)
・第4回 - 菊田大介氏 (げっちゅブログ)
・第5回 - 影山ヒロノブ氏 (アニメイトTV)
・第6回 - 上松範康氏 (マイコミジャーナル)

代表・上松範康氏が語る「Elements Garden II -TONE CLUSTER-」

コンピレーションアルバム第2弾となる「Elements Garden II -TONE CLUSTER-」は、新曲を含む全16曲の構成で、新曲のボーカリストに影山ヒロノブ氏を迎えた期待の1枚。Galge.com、エキサイトアニメ、電撃萌王ブログ、げっちゅブログ、アニメイトTVと続いたリレーインタビューのトリとして登場するのは、もちろん代表の上松範康氏だ。

――まずは上松さんの自己紹介をお願いします

上松範康氏

「Elements Gardenの代表を務めさせていただいている上松範康です。作曲や編曲、作詞などをさせていただいております。Elements Gardenは、戦隊モノのようにひとりひとりに役割があったほうが面白いと思っているのですが、その中で僕は一番目立つので、レッド役です(笑)」

――それでは引き続き、Elements Gardenについて紹介してください

「Elements Gardenは、一言で言うと、『アニメやゲームに特化している』というのがブランドの色だと思います。あと、自分たちから発信するということはあまりなく、自分たちのサウンドが入ることによってアニメやゲームの映像を100%から200%にまで引き上げるような……、そんな"職業作家プロ集団"のようなイメージが強いと思います。時代が変われば音楽の雰囲気もまったく変わりますし、楽曲を提供するアーティストによっても全然ちがう曲になったりします。なので、Elements Gardenがどんな音楽を作り出すか? という点では、『クオリティを絶対に落とさない』『CDのA面のように存在感のあるメロディを作る』といったコンセプトぐらいしか決まっていないですね」

――そんなElements Gardenのサウンドを作り出すメンバーの方々を、代表目線で紹介していただけますか?

「そうですね(笑)、まずレッドは僕として……、色男って何色になるんですかね?」

――やっぱりブルーですね

「では、色男のブルーには、藤間仁という男がおりまして、非常にアーティスティックに曲を書くタイプなんですよ。もちろん職業的にも書きますが、何か必ず残したものに意思があります。そして、絶対にカッコよくなるんですよね、なぜか。作り出す曲はアレンジも含めて、女性がキュンと来るところがありまして、そういった男にはお祭り騒ぎのレッドは絶対に敵わないなといつも思ってますね(笑)。容姿も身長が183cmくらいあって、けっこうスラッとしていますね」

――Elements Gardenのメンバー方は、上松さんを含めて、皆さん身長が高いイメージがあります

「そうですね、別に身長制限があるわけではないのですが(笑)。それではもっと大きい菊田の話をしましょう。菊田は、オチ役というわけではないのですが、たまにオチの役になったりもします。サッカーで言うとディフェンダーですね。トゥーリオみたいなタイプで、"絶対に負けない"という気持ちが強く、一番頼れる存在として最終ラインにいながらも、時には攻め上がってシュートも決める、みたいな感じですね。ただ、シュートを外したあとにディフェンスの仕事を忘れて、逆にシュートを入れられちゃう、みたいなところもあります(笑)。非常に爆発力が強くて、すごくいいメロディを出すかと思えば、まったくハマらないときもあったり……。あと、うちのメンバーの中では、デジタルよりのサウンドを得意とするタイプですね」

――菊田さんを色でいうと?

「色でいうと……、イエローという感じでもなく、グリーン? いや、うーん、力持ちなので、やっぱり黄色なのかなあ(笑)」

――続きましては藤田淳平さんをお願いします

「淳平はですね、なぜか淳平だけは下の名前で呼んでいるのですが、うちの中では一番身長が低く、かわいいキャラという感じですね(笑)。メカにすごく強いので、機材などのシステムまわりはすべて淳平に任せています。最初のころは本当にバリバリのテクノの曲ばかり作っていたのですが、最近は逆にすべて生楽器だったり……、メンバーの中では一番器用なのではないかと思います。どんな仕事でも絶対に評価以上のことをやってくれるので、僕はすごく頼っています。あと……、エロいですね(笑)。あまり口には出さないけれども、何かエロいものを感じるところがあります。ハメを外すときはしっかりと外すタイプですね。色でいうと……、ブラックですね。ニヤっとしている感じが(笑)」

(次ページへ続く)