さらに、本作を盛り立てているのが、豪華なスターたち。ここでは主要キャストの素顔を詳しくご紹介します。劇中の姿からは想像できないプライベートにも迫りますよ。
ヒュー・ジャックマン as ローガン/ウルヴァリン
主演のヒュー・ジャックマンは、過酷なトレーニングで鍛え上げた肉体を惜しげもなく披露し、全裸まで見せてしまう大サービス。あのアオスジの浮き出た、ホンモノの格闘家と見間違ってしまいそうなたくましい肉体は1年かけて手に入れたものだとか。ジムに通い詰め、プロのアスリートレベルのプロテインとカロリーを摂り、朝4時の起床後は2時間のウェイト・トレーニングを欠かさなかったそうです。
プライベートでは愛妻家、良きパパとして知られているヒュー。妻は同じくオーストラリア出身で、テレビシリーズ「Corelli」('95)で共演した女優デボラ・リー・ファーネス。二度の流産の後、'00年にオスカー・マクシミリアン、'05年にアヴァ・エリオットという男女二人の養子を迎え、幸せな家庭を築いています。遊び相手はニューヨークのメディア王ルパート・マードックの子どもたちだとか。ヒューのロケに家族が同行することもしばしばで、仲むつまじい様子が目撃されています。
仕事に対する姿勢はとても真摯。『ソードフィッシュ』('01)の撮影前には役作りのためカースタントの専門学校でドライビングを学んだそう。
'00年から5年連続でPEOPLE誌の「世界でもっとも美しい50人」の1人に選ばれ、'08年には「もっともセクシーな男」に選出されるなど、スクリーンの外でも大人気。
'09年2月に行われたアカデミー授賞式の司会を務め、歌やダンスの腕も超一流のパフォーマーぶりを披露。ミュージカルでトニー賞を受賞したこともあるヒューならお手の物? 近年はコメディアンの独壇場だった「アカデミーの司会」という花形ポストを見事に自分のものにして見せました。
ヒュー・ジャックマン 5つのトリビア
- 『13日の金曜日』シリーズのファンで、ジェイソンを演じたくて俳優を目指した
- 好物は寿司
- 大の嫌煙家。路上喫煙している人を見るとゾッとするとか
- 左利き
- 夢はブロードウェイかロンドンのウェスト・エンド・シアターでミュージカル「ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」のファラオ役を演じること
リーヴ・シュライバー as ビクター/セイバートゥース
また、彼と見劣りしない存在感でビクターを演じたのは、演技派のリーヴ・シュライバー。当初はストライカー役をオファーされていたそうですが、ビクターを演じて大正解でしょう。
リーヴは現在41歳。舞台俳優兼監督の父と画家の母の間に産まれ、両親の離婚後は母と共にニューヨークへ。カラー映画を観ることを禁じられたため、モノクロのサイレント映画(特にチャップリン作品)をよく鑑賞したとか。ハンプシャーカレッジ、イェール大学では演技を勉強。もともとは脚本家志望でしたが、教授に俳優になることを勧められたそうです。
ちなみに、彼のパートナーはあのナオミ・ワッツ。2歳と8カ月の2人の男の子に恵まれ、プライベートも順風満帆のよう。
リーヴ・シュライバー 5つのトリビア
- 名前の由来は母の好きな作家ロシアのレオ・トルストイ。「レオ」(ロシア語ではLev)はリーヴと発音するそう
- 女優のアマンダ・ピートとは高校の同級生だった
- ヒュー・ジャックマンとはプライベートでは大の仲良し
- ダスティン・ホフマンとも親しく付き合っている
- '05年の『キングコング』のプレミアでナオミ・ワッツとの初めてのツーショットを披露
リン・コリンズ as ケイラ
ケイラに扮したリン・コリンズは、テキサス生まれの30歳。演技を学ぶためジュリアード学院に通い、映画『ヴェニスの商人』('04)では女弁護士を、舞台「ハムレット」ではオフィーリアを演じた実績があります。この舞台ではなんとリーヴ・シュライバーと共演。運命的なものを感じてしまいますね。
プライベートではキアヌ・リーヴスと浮名を流した末に6歳年下の若手俳優スティーブン・ストレイト(『紀元前1万年』)と電撃結婚!
ライアン・レイノルズ as ウェイド・ウィルソン/デッドプール
ウェイド・ウィルソン(デッドプール)には、スカーレット・ヨハンソンとの格差婚が話題となったライアン・レイノルズ。彼は本作に続き、サンドラ・ブロックの相手役を務めたロマンティック・コメディ『あなたは私の婿になる』もアメリカで大ヒットしており、スカヨハのあげまん効果は確実に出ている模様。過去にアラニス・モリセットと付き合っていたこともあるモテ男です。
冒頭、特殊部隊の任務で2本の刀を自在に操って、飛んでくる無数の銃弾を全て跳ね返すシーンは圧巻。戦っている間も止むことのないつまらないお喋りとジョークがタマにキズなのですが、このキャラ設定が後々「あー!」と観客を驚かせることになります。
テイラー・キッチュ as レミー・ルボー/ガンビット
また、出番は少ないものの、鮮烈な印象を残しているのが、キザなギャンブラー、レミー・ルボー(ガンビット)役のテイラー・キッチュ。ピープル誌が選ぶ今年の最もホットな独身男の1人にリストアップされた彼は、将来性抜群の注目株なのです。
プレイカードやスティックにエネルギーをチャージして戦う、スマートでちょっぴりキザなバトルスタイルは女子必見! 今回は最高においしい出番を与えられています。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』は、すでに続編の製作が決定。しかもそのベースとなる原作には、サムライや忍者が登場しているため、ヒュー・ジャックマンが和服を着て日本語を喋る、なんてことが現実になる可能性も……。とにかく、公開前も後も話題満載の本作。見逃す手はないでしょう! アクションでとにかくスカッとしたい人にはもちろん、デートムービーとしてもオススメですよ。ぜひ映画館で確かめてください!
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