約14万円という超ハイエンドVGA
今週、一番の注目製品は、なんとGeForce GTX 285をデュアル搭載したというASUSのグラフィックスカード「MARS」。デュアルGPUのカードとしては、すでにGeForce GTX 295もあったりするが、これはクロックがGTX 260相当に落とされており、ハイエンドGPU×2という構成ではなかった。通常のGTX 295カードに比べ、MARSは23%高速だという。
まさに「最強」といえるグラフィックスカードであるが、しかしお値段はかなり高め。T-ZONE PC DIY SHOPでは139,800円と、GTX 295カードの2倍以上の値段が付けられている。入荷数は極めて少なく、すでに完売。限定製品ということで、同ショップによると、再入荷の予定はないそうだ。
F1型クーラーを搭載したVGA
Radeon HD 4770搭載グラフィックスカードにも、ここにきてオリジナル仕様の製品が増えてきた。
ASUSの「EAH4770 FORMULA/DI/512MD5」は、F1レーシングカーのような形のVGAクーラーが特徴の製品。形は少し変わっているが、このクーラーによって、通常よりも33%ほど冷えるという。基板もオリジナルになっており、グラフィックス出力はVGA/DVI/HDMIの3つを備える。価格は15,000円前後。
SAPPHIREからは、Arctic Cooling製のVGAクーラーを搭載したモデルが登場している。こちらの価格は14,000円~16,000円前後。
Radeonでも省電力バージョン
AOpenより、省電力を謳うRadeon HD 4850搭載グラフィックスカード「XIAi AF4850-512XD3 Green」が発売された。コアクロックは625MHzと変わらないが、メモリクロックが若干下げられており、消費電力は通常よりもアイドル時で35W~40W、高負荷時で50W前後抑えられるという。価格は11,000円前後。