達成感と喜びを、演じる事で感じました
――川村さんは、最近グラビア以外にもバラエティや映画でも活躍されていてます。今後どういう活動をしていきたいのでしょうか?
川村「メインは演技をやっていければと思うんですが、色々経験することは良いことなので、ひとつに絞りますとかそういうことは全然考えてないですね」
――昨年舞台もやられていますね。絞らないにしても演技を本格的にやっていきたいという感じなんですよね。
川村「そうですね。達成感とかそういうものがあるので。頭で考えて役として演じ切って、終わったときに凄く自分が成長したと思えるんです。そういう演じる楽しみを知っちゃったなという感じです」
――演技の楽しさに目覚めたのは、最近なんですか?
川村「元々、演技をやりたくなかったんですよ。私には絶対無理だし、舞台とかほんともってのほかだと思ってました(笑)。でも、特に舞台を初めてやったとき、自分を褒めてあげたいと思いました。『頑張ったね』って。この達成感と喜びみたいな、こういう気持ちを味わいたいって思わせてくれたのは舞台だったんですけど、映画とかもひとつのチームワークとかそういうものなので、これからも演技でそういう感じを味わいたいと思います」
――その感情を味わうのに、こういう役をやってみたいなとかありますか。
川村「逆に、少女フランケンの役とか。『この人おかしい』みたいな役とか、ちょっと影がある役とか、そういうのをやってみたいですね。あと、めちゃめちゃ普通の人も演じてみたいです。普通すぎるのもまた難しいと思うので。ほんと、今は『何でも、どんな役でもやりたい』って気持ちです」
――今後の予定などを教えてください。
川村「今年の秋に公開予定の映画『華鬼』に出演します。また作り込んだ世界観のものなんですけど、私は今回の作品よりさらに若い16歳の少女を演じるんです。今回は鬼が出てきて、私は鬼の花嫁になるという、また非現実的な作品です(笑)。刺激的で面白そうな現場なので、完成が楽しみです」
(C) 2009 PONYCANYON/Concept Films
撮影:石井健