マルチトリムが使い勝手最高!

さて、イントロダクションが完成。いよいよ本編となる動画の編集に移る。ここで大いに役立ったのが[マルチトリム]機能だ。動画に収録された映像を見ながら、必要な箇所をひとつだけではなく複数箇所を摘んでトリミングしていくことができるうえに、素早く正確なトリミングを行いたい場合に備え、[1フレーム単位]、[5フレーム単位]、[1秒単位]、[5秒単位]、[10秒単位]でのトリミング作業が行える。

一瞬のタイミングを逃さず編集したい場合は[1フレーム単位]で見定め、ざっくりとした編集で構わない場合は[5秒単位]や[10秒単位]で摘んでしまうといいだろう。また、タイムライン上(画面下部の表示エリア)からダイレクトに範囲を設定してコピー&ペースト、削除が可能なのも見逃せないポイントだった。編集していると、「やっぱこのシーン、いらない」ということがままあった。そんな時に、タイムライン上でサックリと削除でるのは直感的で判りやすいし、使い勝手も良い。

尺の長い動画から必要な部分をチョイ、チョイ……と、本当に摘んでいく感覚で切り取ることができるマルチトリム機能。シーンの移り変わりをパーフェクトにしたい! と言う場合は1フレーム単位でのトリミングが行えるので便利だろう

タイムラインの右端に注目してもらいたい。黄色い網の掛かった部分が範囲指定で選択した部分で、[コピー]、[切り取り]、[削除]をタイムライン表示の左上にあるボタンからワンクリックで操作を行うことができるのは直感的で便利な機能だ

初心者ながらも、編集を加えながらひとつの作品を創り上げてみた。撮影したときの様子を思い出しながら「このシーンは必須だよな!」とか「良い表情だねぇ?」と呟いている自分がいた。動画を編集することに面白さを感じ、ワクワクしている自分。簡単に編集が行え、それでいながら本格的な特殊効果を利用できる「PowerDirector 8」は、"作品を創り出す歓び"を存分に味わわせてくれるソフトと言えよう。