インスタントラーメンは自分でつくるもの、と思い込んではいないだろうか。確かに自宅でパパッとつくることができる手軽さがありがたかったりもするのだが、実は即席麺もプロの手にかかれば驚くほどおいしさがアップする。東京・原宿にある「即席拉麺箱画廊茶 GOLD 7 Tokyo」は、インスタントラーメンが看板メニューのカフェ。ラーメンは全国各地から取り寄せた200種類以上を揃える。

店内は、オシャレなカフェという雰囲気

280円でチャーシューやメンマなどのトッピングも

店内は、カフェラテやパスタが出てきそうなお洒落な雰囲気。"インスタントラーメンカフェ"と謳っているだけあって、なるほど、内装は"カフェ"である。しかし、店内奥に設置された棚を見て仰天。230~240種類のインスタントラーメンがぎっしりと並べられているのだ。多いときには400種類ほどになるそうで、ご当地ラーメンや有名店プロデュースのラーメンも並ぶ。ご当地商品は北海道や九州ものが多いが、「店で仕入れているものを調べてみたところ、店に無いのは10県くらいでした」(「即席拉麺箱画廊茶室 GOLD 7 Tokyo」プロデューサー・増田修一さん)。その他、キムチラーメンやグリーンカレーラーメンなど、韓国やタイの商品も揃う。

ラーメン棚には上から下まで、全国各地のインスタントラーメンがぎっしり

また、同店の系列店である「インスタントラーメン さくら」(本店は東京・新井薬師で2006年1月オープン。支店もあり)オリジナルの「さくら 醤油ラーメン」(180円)、「さくら 坦々麺」(200円)、「さくら つけ麺」(200円)も販売している。インスタントラーメンの価格は100円~300円。

さて、これらのラーメンのオーダーシステムはというと、レジカウンターに好みの商品を持って行き、調理代280円を払って調理してもらうという内容。調理代には基本トッピングのチャーシュー(1枚)・ネギ・モヤシ・メンマが含まれている。なお、ネギやモヤシ、メンマはそれぞれプラス50円で大盛りにすることが可能だ。

調理していただいたインスタントラーメン。自家製チャーシューがジューシー。調理代(280円)に含まれる基本トッピングはチャーシュー(1枚)・ネギ・モヤシ・メンマ

追加トッピングには、のり(50円)、バター(50円)、キムチ(50円)、コーン(50円)、煮たまご(100円)、自家製肉そぼろ(100円)、チャーシューダブル(チャーシュー2枚追加/150円)などが用意されている。人気のトッピングは煮たまごで、「ちょうどよい半熟具合になるポイントを発見したので、ぜひ食べてもらいたいです。また、オリジナルの肉そぼろは味噌系のラーメンによく合いますよ」。

人気のラーメンは、「熊本もっこすラーメン 豚骨味」(150円)。「麺がしっかりしていて、スープも旨みがあってオススメです」。インスタントラーメンは調理ナシでラーメンのみの持ち帰り販売も行っているため、お土産用として"熊出没注意"と記されたパッケージデザインが面白い「北海道ラーメン」(200円)や、以前東京・秋葉原にあった「インスタントラーメン さくら」のオリジナルラーメン「アキバ発 変身ラーメン」(200円)が喜ばれているとのことだった。

麺にコシのある「熊本もっこすラーメン 豚骨味」(150円)

インパクトのある「北海道ラーメン」(200円)

萌え系(!?)パッケージがかわいい「アキバ発 変身ラーメン」(200円)