丁寧につくる、これこそがおいしさの秘密

実際のラーメンをいただくと、「これがインスタント!?」と驚くほどのおいしさである。専門店のラーメンと比較しても遜色がないといっても過言ではない。その秘密は、調理にある。自分でつくると、待ちきれずにまだ麺がかたい状態で食べてしまったり、何かしら妥協しがちだが、同店では、時間をしっかり計るといった基本的なこと、さらには丁寧につくった自家製トッピングの魅力により、”店ならではのインスタントラーメン"を実現している。

スタッフが、時間を計りながらしっかり調理してくれる

基本トッピングのチャーシュー・ネギ・メンマ

ラーメンスープを活用したアイデアメニュー

また同店には、ラーメンを使ったオリジナルメニューもある。夜の時間帯限定(17:00~)で、「日替わりラーメンのスープでつくる麻婆豆腐」(450円)や、「ラーメンの残り汁で作る茶碗蒸し」(290円)、「チキンラーメンのスープで作る茶碗蒸し」(290円)がその一例だ。それぞれ、インスタントラーメンのスープを活用した料理で、ラーメンを食べた後に「ちょっと小腹が……」といったときに最適な内容となっている。

「チキンラーメンのスープで作る茶碗蒸し」(290円)。チキンラーメンスープの味と香りが効いている

店のコンセプトは、"原宿らしいインスタントラーメン店"。店内にはレンタルボックスもあり、アーティストの様々な作品が並べられているのも同店の"原宿らしい"特徴といえよう。

レンタルボックスは、上3段を月額5,000円(年契約は5万円)、下3段が月額3,000円(年契約は3万円)で借りることができる

7月にオープンしたばかりだが、インスタントラーメンの新たな魅力に魅せられて、すでに毎日のように通う常連客もいるとのこと。「原宿の新名所」として、着々と注目度をアップさせているようだ。