今回のワンフェスで大きな存在感を示していたのが「東方Project」関連の新作フィギュア。もともとは同人サークルのシューティングゲームとしてスタートしている「東方Project」だが、音楽やキャラクターの魅力が若い世代のファンを中心に人気を呼び、ニコニコ動画などネット上でブレイク。いまやオタク系コンテンツにおいて、ひとつのジャンルを形成するほどの人気となっている。東方ムーブメントの波がついにフィギュア業界にまで押し寄せた今回のワンフェス。各メーカーの新作の一部をご紹介。

東方Project関連フィギュア

東方Projectを代表するキャラクターなのが「博麗霊夢」(左)と「霧雨魔理沙」(右)。とらのあなブースで参考出品されたサークル作品から

とらのあなブースでは東方ソフビシリーズを一挙に展示。「博麗の霊夢」(今秋発売予定・予価2,625円)

多数のイラストレーターが参加するなど、二次創作が盛んな東方Project。「魔理沙だぜ!」(左・発売中・2,625円)と「やきもきアリス」(右・発売中・2,625円)

こちらもとらのあなのソフビシリーズから「ローアングラー文ちゃん」(2009年夏発売予定・予価2,625円)

東方ソフビシリーズの「あたいチルノ」が金メッキで超豪華バージョンアップ! 「ゴールデン(9)」(商品名未定・発売時期未定・価格未定)

グリフォンエンタープライズがスタートさせる可動アクションフィギュア「フィぎゅっと!」第1弾は「博麗霊夢」(来年初旬予定・価格未定)

リキッドストーンブースに展示された、東方Projectのまめフィギュアコレクション。どのキャラも早々と完売していた

ワンダーショウケース・その他イベント

ワンダーフェスティバルの公式レーベル、ワンダーショウケースはついに10周年。特設ブースには歴代作品がズラリと並べられた

今回のプレゼンテーション作品となるNoa氏の「CHOAD LINER」(一般小売価格7,800円)。人物はもちろん、コードライナー(自転車)も濃密な仕上がり

同じく今回のプレゼンテーション作品。『オーディンスフィア』のキャラクターをFio氏が繊細に作り込んだ「アリスとソクラテス」(一般小売価格7,800円)

特設ステージでは、レーベルプロデューサーのあさのまさひこ氏(右)が19期、全47名にも及ぶワンダーショウケースの歴史を振り返った

1999年にワンダーショウケース初のプロデュースアーティストとして選ばれた、ちびすけマシーン氏の作品。当時の作品(左)と自薦作品(右)を並べて展示

ステージトークであさの氏が最もワンダーショウケースらしい作家と評した臼井政一郎氏の作品。こちらも当時の作品(左)と自薦作品(右)

フィギュアの展示と並んでワンフェスのもうひとつの顔となった感のある「ワンホビ」のステージイベント。「LIVE」をテーマに多彩なゲストがファンを沸かせた

ステージには、キックボクサーの長島☆自演乙☆雄一郎選手も巡音ルカのコスプレで登場! キックを受けてみたいと希望する参加者も

ガイナックスブースでは「オタクの部屋2009」と題して、中核メンバーの赤井孝美氏(左端)と武田康廣氏(右端)がまったりトーク。イラストレーターの開田裕治夫妻なども登場

会場の一角では一風変わったコンテストも。海洋堂の宮脇修館長がプロジェクトリーダーを務めた「四万十川カッパ造形大賞」

1年ぶりの再スタートとあって、どのメーカーも充実の展示内容となった今回のワンフェス。安全面への配慮を徹底させたことや、参加者全体へのルール遵守の呼びかけもあって、最大規模での開催ながら、とくに大きな混乱もなく無事終了した。次回冬大会は2010年2月7日に再び幕張メッセにて開催予定となっている。