キーボードはBTO時に日本語キーボードか英語キーボードかを選択可能。キーピッチは17.5mmと比較的大きくて扱いやすい。極端に小さいキーもなく配列も一般的なので使っていてストレスを感じることはないだろう。さらにキーボードのトレイ構造によって30ccまでの水滴からマシンを保護する防水機能もあり、コーヒーをこぼすなどのミスをして大丈夫なようになっている。
タッチパッドはマルチタッチに対応していて、2本指でのスクロールや3本指でのスワイプなどが可能だ。クリップボタンはパッド部と一体化されていて、ボタンレスのような外見である。全体的にコンパクトながら、ボタンが一体化されているためパッド領域が広くて扱いやすい。
実際に使っていて気になったのは、ボタン部でもカーソルのコントロールが可能であるため、クリック時にうっかり指を滑らせてしまうとカーソルがズレてしまう点である。ただし、このあたりは使っているうちに慣れるだろう。
シンプルにまとめられたインタフェース類
インタフェースはUSB 2.0×3と、5in1カードリーダ(SD/SDHC/MMC/メモリースティック/PRO対応)、D-Sub15ピン、10/100BASE-TX対応有線LANといった標準的な構成だ。先に挙げたように、「Inspiron Mini 10」では標準搭載のHDMI端子は省略されている。
無線LAN機能はBTO時にIEEE802.11b/g対応かIEEE802.11a/b/g/nのどちらかを選択可能。さらにオプションでBluetooth V2.1+EDRにも対応している。130万画素のWebカメラも標準装備だ。
ボディの底面にはネジで取り外し可能なフタが用意されていはいるが、HDDやメモリ交換用ではない。底面部のカバーは一体成型であるため、パーツ交換時にはすべて取り外す必要がある。今回は試していないが、難易度は高そうだ。