薄型・軽量ボディーに贅沢なスペックを詰め込んだソニーの「VAIO type Z」シリーズは、その洗練されたデザインからビジネス用途に使うユーザーも多いハイパフォーマンスモバイルPCだ。今回は2009年夏モデルとして新たな進化を遂げたVAIOオーナーメードモデル「VGN-Z92」の試用機が手に入ったので、その詳細をレポートしよう。
試用機の主な仕様 [CPU] Intel Core 2 Duo P9700(2.80GHz) [メモリ] 2GB [ストレージ] SSD256GB [ディスプレイ] 13.1型ワイド(1,366×768ドット) [サイズ] 約W314×D210×H24.5mm [OS] 64bit版Windows Vista Home Premium [直販価格] 約300,600円
スタイリッシュでも中身は骨太
最近のモバイルPCは「多少スペックを落としてでもコンパクトに」という傾向が強く見られる。確かに外出先でのちょっとしたメールチェックやブラウジング程度ならそれでも十分。しかし、例えばビジネス用途で使う場合を考えると、一定以上のスペックが欲しいところだ。
もちろん、いくらハイスペックでもノートPC本体だけでビジネスバッグがいっぱいになったり、2kg以上の重量があるようでは意味がない。真夏に汗をかきながら分厚いノートPCを片手に歩く、こんな不格好な自分の姿は誰もが想像したくないはずである。
ビジネス用途にも使えるデスクトップ並みのスペックを持ちながら、薄型軽量のスタイリッシュなノートPCが欲しい。そんなユーザーのわがままな望みを叶えてくれるのがソニーの「VAIO type Z」シリーズだ。
type Zといえば、数あるVAIOシリーズの中でもハイパフォーマンスをウリにしたモデルとして知られているが、2009年夏モデルではVAIOオーナーメードモデル「VGN-Z92」に対して、より選択の幅を広げる変更が加えられた。