さらにワイヤレス化するため、無線LANアダプタを「Endeavor NP11-V」につないでみよう。本稿では、アイ・オー・データ機器のUSB接続タイプ無線LANアダプタ「WN-GDN/U2」を利用した。
「WN-GDN/U2」の利用にも、デバイスドライバのインストールが必要だ。Bluetoothの場合と同じ要領で、光学ドライブやネット、USBメモリなどを利用しデバイスドライバをインストールする。インストール終了後、接続ソフトが自動的に起動するので、親機を選択して暗号化キーを入力。これだけで無線LANネットワークに接続できた。
有線でネットワークに接続していると、LANケーブルが原因でPCの設置場所が制限されてしまうことがある。据え置きで使うなら問題はないものの、軽量小型でどこにでも持ち運びやすい「Endeavor NP11-V」の魅力が半減してしまうだろう。ここはぜひ別途無線LANアダプタ(オプションからも選べる)を用意して、無線LANに接続してほしい。きっとその便利さを感じるはずだ。さらにアイ・オー・データ機器データのUSB接続ディスプレイ「LCD-USB7XW」(オプションとして選択可能)があれば、安価なマルチディスプレイ環境を構築できる。後述するワンセグチューナーでTV番組を表示させながら、メインディスプレイでは別の作業を行うということもできるのだ。
ワンセグチューナーでTVを快適視聴
USBタイプのワンセグチューナーがあれば、さらに家中のどこででもTVの閲覧が可能だ。アイ・オー・データ機器のUSB接続ワンセグチューナー「SEG CLIP」(GV-SC400)なら9,800円(エプソンダイレクト価格)と値段も手ごろなので、「Endeavor NP11-V」購入時のオプションとして合わせて買うのもいいだろう。受信感度や画質にこだわる方なら特にオススメだ。
「SEG CLIP」は非常にコンパクトなワンセグチューナーで、「Endeavor NP11-V」に接続しても、大きく場所を取ることがない。電波の受信感度を上げたい場合は、「SEG CLIP」に付属のUSB延長コードや外部アンテナを使えるようになっている。
すでにリビングのTVで地デジの視聴・録画ができる環境にあっても、「Endeavor NP11-V」を予備のHDDレコーダーとして利用すれば、どの番組を撮ろうか迷うこともなくなる。予約録画は自分の部屋で、視聴はリビングでなんても使い方も「Endeavor NP11-V」ならではである。