お絵かきアニメは、プリントシール機のように写真にデコレーションするだけでなく、自身で追加したスタンプや文字、絵などをアニメーションにすることもできる。7種類の基本モーションから動きを設定したり、"お絵かき"した順に再生したりできる。完成したアニメーションをS!メール(MMS)や赤外線通信、Bluetoothなどで送信することも可能だ。

カメラで撮影した写真を素材にして、ペンツールを使って"お絵かき"。スタンプを使ってデコレーションできる

スタンプは拡大・縮小したり、回転・反転させることができる。完成した画像やアニメーションは、S!メールに添付したり、赤外線通信やBluetoothで転送することも可能

お絵かきアニメやウィジェット機能など魅力的な独自機能を持ったOMNIA POP 931SCだが、携帯電話としての基本機能も充実している。515万画素CMOSカメラ、ワンセグ、Bluetooth、ミュージックプレイヤー、赤外線通信(IrDA)などが利用可能で、通信面では、国際ローミング、3Gハイスピード(7.2Mbps)をサポートしている。GPSやおサイフケータイが利用できないのはマイナスポイントだが、通話やメールなどを中心に利用するのであれば、十分な機能を搭載したモデルといえる。

ワンセグアンテナはホイップアンテナを採用

チャンネルや音量もタッチして操作可能

特にOMNIA POP 931SCの目玉機能である「お絵かきアニメ」でも頻繁に利用する515万画素カメラは充実した機能を備えている。自動的に人物の顔を認識してピントを合わせる「顔認識AF(オートフォーカス)」、逆光や明暗の強い場所でも自然に撮影ができる「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」のほか、画面に表示されるガイドに従ってカメラをスライドするだけで利用できる「パノラマ撮影」、撮った人物の顔情報とアドレス帳をリンクする「顔リンク」といった機能も利用できる。

背面には、オートフォーカスに対応した500万画素カメラとLEDライトが配置されている。LEDライトは非常に明るい

OMNIA POP 931SCは、ポップなカラーバリエーションや、プリントシール機感覚で使えるお絵かきアニメなど、女性ユーザーを意識した機能が目立つが、フルタッチケータイとしての操作性も非常に優れている。お絵かきアニメなどの"遊び心"だけでなく、フルタッチケータイとしての"使いやすさ"への配慮も施されているので、初めてタッチケータイの購入を検討しているユーザーにもお勧めしたい1台だ。

通信方式 国内 W-CDMA方式
海外 W-CDMA方式、GSM方式(900/1,800/1,900MHz)
サイズ 約50.9×111.2×13.1mm(突起部除く)
重さ 約111.4g
連続通話時間/待受時間 W-CDMA網 約259分/約400時間(静止状態)
GSM網 約300分/約422時間(静止状態)
ワンセグ連続視聴時間 約2時間48分
ディスプレイ 約3インチワイドVGA(400×800ドット)液晶(最大26万色)
モバイルカメラ メイン 有効画素数515万画素CMOS(オートフォーカス対応)
サブ TVコール時のみ利用可能
外部メモリ(推奨容量) microSDHCカード(最大8GB)
カラーバリエーション アーバンホワイト、ポップピンク、オーシャンブルー