恋愛アドベンチャーとして高い人気を誇る「メモリーズオフ」シリーズ。その最新作として2009年8月27日にリリースされる『メモリーズオフ6 Next Relation』は、前作『メモリーズオフ6 ~T-wave~』の続編となる作品。そこで今回は、ヒロインの遠峯りりすを演じる新名彩乃に、作品の注目ポイントなどを語ってもらった。
新名彩乃が語る『メモリーズオフ6 Next Relation』
――新名さんがヒロイン・遠峯りりすを演じた『メモリーズオフ6 ~T-wave~』の続編が8月27日にリリースされます
「『来たかー』って感じですね(笑)。すごく人気のある作品なので、何かしらの動きはあるだろうと思っていたのですが、まさかこんなに早く続編が決まるとは思っていませんでしたね。また『遠峯りりす』という役を演じられるという喜びがあった一方で、前作からどういった流れで続くのか? 主人公とはどういう絡みになるのか? といったところでの不安もあり、いろいろな気持ちが入り混じった感じでしたが、『とにかく楽しみ!』というのが最初の感想ですね」
――続編を演じるにあたっての意気込みはいかがでしたか?
「台本をいただいて、まずはざっと目を通したのですが、とにかく前作と比べてラブラブ度というか、密着度があまりにもちがっていたので、自分でも『いやあ、どうしようかな』っていう感じだったんですよ(笑)。ただ、私も一人の女性として、けっこう"りりす"と似ているところがあるので、役としては入りやすかったですね。もちろんこれまでに、『Next Relation』のりりすと同じ経験をしたことがあるわけではないのですが(笑)、とにかく、"りりす"らしさということを大事にして演じさせていただこうと思いました」
――やはり同じ"りりす"でも前作とは大きくちがっている部分もあると思いますが、実際に演じてみて苦労した点はありますか?
「(主人公の)志雄との距離感が、すごく縮まっているんですよ。それこそもう一気にっていう感じで。でも、まだちょっとスキマがあって、なかなか密着しきれない部分もあったりするので、その感情をどのように表現するかが、"りりす"の性格を考えると、ちょっと難しかったですね。でもスタッフの方々と試行錯誤しながら、"褒めてもらいつつ"頑張りました(笑)」
――新名さんは褒められないとダメなタイプなんですよね? (※こちらのページを参照)
「褒められるのが好きなんですよ。褒め倒してもらわないとダメなんですよね。なので今回の収録も、褒められて、喜んで、頑張ってという繰り返しで、なんとかクリアしました(笑)」
――続編になると、親友の智紗との関係性なども変わってくると思うのですが、そのあたりは演じてみていかがでしたか?
「智紗には智紗なりのストーリーがあって、そこにどのように絡んでいくのかが問題になるのですが、結局のところ、そのあたりは台本を読んだうえでの想像の世界になるわけですよ。なので、やはりりりすは智紗の一番の親友であって、一番の親友が一番大好きな人と結ばれたというのが、たぶん智紗自身もうれしいんだろうなって思いながら演じました。実際に、変に距離を置いたりっていうところはまったくなくて、逆に智紗の協力や応援があって、ドンドンと距離が縮まり、溝が埋まっていくというところもあるので、そういった面では、前作から引き続いて、智紗は恋のキューピッドをやってくれていますね」
――智紗のストーリーにも当然りりすは出てきますよね?
「そうですね。その場合は、りりすが智紗の愛のキューピッドをやることになるのですが、りりすの場合だと、少しジェラシーみたいなものがあったりするので、そのあたりはやはり、りりすも普通の女の子なんだなって思うところですね。現実の世の中でもそういうことってあると思いますし、私自身も学生のころに、好きな人が私の親友と付き合っちゃった、なんてことがありましたから(笑)、そういった部分はやはり共感できますよね」