続いて、インテル コーポレーション 主席副社長 兼 最高セールス&マーケティング責任者 ショーン・マローニ氏がインテルの取り組みについて説明。

データ通信量が急速に増加し、スマートフォンでは携帯電話の30倍に、PCでは携帯電話の450倍に達しているという。すでに3G回線では容量不足になっており、WiMAXがそれを解決するとした。

インテルではWiMAXシリコンの提供、エコシステムの構築、相互接続製の検証を行っており、半導体企業、通信機器/インフラ関連企業、サービスプロバイダーなどへ投資している。その結果、2009年末までにWiMAX内蔵のノート、Netbookが世界中で100モデル以上登場。現在WiMAXは、世界で4億3000万人の人口をカバーし、2010年までに8億人をカバーすることを目指すとした。

NECは会場でLuiなど4モデル展示

ソニーは、WiMAXを搭載した「VAIO typeZ」を参考展示

富士通は、ケースで覆って触れないようにして、「FMV-BIBLO LOOX Rシリーズ」を参考出展

東芝は、512GB SSDを搭載したdynabook SS/RX2でWiMAX内蔵の試作器を展示

発表会の後、WiMAXを実際に体験できるWiMAXバス乗車体験ツアーを実施。Skypeを利用したビデオ、YouTubeの再生のデモを行い、スムーズに再生できることをアピールした。このツアーは、日比谷、虎ノ門周辺を10分程度で巡回。通常WiMAXの基地局は500m~2kmぐらいを1局でカバーできるが、この周辺は高いビルもあるため複数の基地局を利用。状況にもよるが、今回のコースでは5~7局を利用しているとした。その間ハンドオーバーも発生していたが、問題なくビデオを受信していた。

WiMAXバス乗車体験ツアーで用意された専用バス

これがツアーのルート。10分程度の短いツアーだが、WiMAXのスムーズさを体験できた

外からPCで撮影したバスの動画を、リアルタイムにWiMAX経由で車内PCに送信し再生

会場内とリアルタイムに中継。もちろんWiMAXを使用