日本エイサーは22日、acerブランドの新シリーズ「Aspire Timeline」を発表した。13.3インチ液晶を搭載した「AS3810T」シリーズ、15.6インチ液晶の「AS5810T」シリーズをラインアップし、6月5日から順次発売を開始する。価格は「AS3810T」が90,000円前後から、「AS5810T」が100,000円前後から。ミニノートとノートPCの間を埋める新カテゴリーのマシンだ。
日本エイサー 代表取締役社長 ボブ・セン氏は、「Aspire Timelineシリーズは、バッテリ駆動時間が8時間以上と長いこと、非常に薄く軽いこと、購入しやすい80,000円台からの価格にしたことが特徴となっています。このAspire Timelineシリーズが、日本でのエイサーのシェアを拡大するだけでなく、PC市場の活性化に役に立てればと思っております」と「Aspire Timeline」への期待を明らかにした。
続いて、エイサーグループ CEO 兼 Acer Incorporated 会長 J.T.ワン氏がエイサーの戦略を説明。「マルチブランド戦略の推進にあわせて、Aspire Timelineの技術を追求することで、今後3年間、エイサーが継続的に成長できるのです」とした。「ユーザーは、ブランドを重視したり、技術を重視したり、さまざまなライフスタイルに応じてPCを選ぶため、エイサーの1ブランドだけではすべてのユーザーをカバーできません。Gateway、Packard Bell、eMachines、acerと、異なる価値観を持つマシンをマルチブランドで展開することで、さまざまなユーザーに対応したマシンを提供できるのです」と戦略について説明。
マルチブランド化の一環としてacerブランドとして投入する「Aspire Timeline」については、「LEDバックライトや高度な冷却処理など、いろいろな技術を組み合わせるた、妥協のないマシンとなっています。省電力では、インテルのDPST(Display Power Saving. Technology)によりディスプレイ消費電力を従来から33%低減し、高度な電力制御によりプラットフォームの電力を従来から40%以上低減。このような技術を投入することで長時間駆動を実現しています。Aspire Timelineで使われている技術がユーザーのメリットになるだけではなく、エイサーを長期的に成長させていくのです」とした。