自動車購入に対するバックアップは追加経済対策だけではありません。追加経済対策が始まる前の4月1日からエコカー減税がスタートしています。
このエコカー減税とは、地球温暖化などの影響を考慮し、低燃費でかつ排出ガスのきれいな車を普及させることを目的として、排出ガスと燃費が一定基準をクリアする車に対して税金が優遇されるという制度で、グリーン税制とも言われています。
減税されるのは、自動車税と自動車取得税、そして自動車重量税です。実は4月以前も自動車税と自動車取得税の減税は行われていましたが、この4月から自動車取得税の減税額がアップし、さらに自動車重量税も減税の対象となるなど、拡大する傾向にあります(表1)。
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減税の内容は車によって異なります。
たとえば、「2005年排出ガス基準75%低減レベル」の4つ星車で、かつ「2010年度燃費基準」を25%以上クリアしている車を新規購入するのであれば、この25%以上という点が追加経済対策より厳しくなっているところでもありますが、自動車取得税と自動車重量税が75%減税されます。特に、新規購入する車がハイブリッドカーなどであれば、100%減税、つまり税金が0になります。
また、「2005年排出ガス基準75%低減レベル」の4つ星車で、かつ「2010年度燃費基準」を25%以上クリアしていない車でも、20%以上、あるいは追加経済対策並の15%以上をクリアしていれば、自動車取得税、自動車重量税はともに50%減税されます(表2)。
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