最近のマザーボードではチップセットに内蔵されたグラフィックス機能の性能も上がっており、これで特に不満がないというユーザーもかなり多いだろう。しかし、それでもディスクリートとの性能差は歴然。ここでは、普段はオンボードの機能や安い製品で済ましている部分をアップグレードすることを考えてみたい。
Leadtek「WinFast PX9800 GT S-FANPIPE」
販売価格:10,580円 紹介ショップ:T-ZONE PC DIY SHOP
「WinFast PX9800 GT S-FANPIPE」は、NVIDIAのGeForce 9800 GTを搭載するグラフィックスカード。最近登場して人気の省電力版ではないが、そのあおりで従来モデルの価格が下がっており、今や1万円を切ろうかという勢いだ。補助電源コネクタがあるのは面倒だが、コストパフォーマンスは高い。
Palit「GeForce GTS 250(512MB)」
販売価格:12,980円 紹介ショップ:ドスパラ秋葉原本店
少し足せば、GeForce GTS 250搭載グラフィックスカードも買えてしまう。ただし、消費電力も最大150Wと大きくなる点には注意。前述のGeForce 9800 GTもそうだが、オンボードグラフィックスのユーザーだった人は、電源ユニットの出力が足りなくなる可能性がある。チェックしてみて、不足するようなら新しい電源も必要だ。
ダイヤテック(FILCO)「Majestouch N-key rollover かななし」
販売価格:9,480円 紹介ショップ:クレバリー2号店
PCを使うときに、最も長い時間触ることになるのは、キーボードやマウスである。その割に気にしない人も多いが、ある程度の値段がする製品は、使ってみるとやはり違う。クレバリー2号店にはサンプルが多数並んでいるので、実際に試してから購入することができる。
独Cherry製のMXキースイッチを採用したキーボードが「Majestouch N-key rollover かななし」である。クリック感が異なる茶軸(tactile feel)と黒軸(linear action)の2種類があり、好みで選ぶことができる。筆者は仕事用PCで茶軸を使っているが、同店スタッフのオススメは黒軸。これはもう個人の感覚だ。