シンプルで使いやすい3つの機能
では、実際に使ってみよう。使い方はとても簡単だ。大きな機能は3つ。まずはプラグイン名にもなっている「地図から検索」。これは検索したい場所の地図を画面の中央のポインタに合わせ、「地図から検索」ボタンを押す。すると、リンクされた地名の住所がサイドバーに検索結果として表示される(図4)。その地名をクリックすると該当するWebサイトが一覧となってズラリと表れるというものだ(図5)。詳しい住所はよくわからないけど、大体の場所はわかるので地図で周辺情報を確認したいというときにうってつけ。まさに、地図から検索という名前にピッタリの機能だ。
図4 サイドバー内の地図の中央にポインタが表示されている。目的地をこのポインタに合わせて「地図から検索」ボタンを押せば、その場所の住所が検索結果として表示される |
地名や建物名などがあらかじめわかっている場合は、「地名から検索」が便利。目的地の名前を入力してから「地名検索」ボタンを押すと、該当箇所がある地図と地名が表示される。そして、地名をクリックすることでWebサイトも検索することができるのだ。ちなみに、「ディズニーランド」で試した場合、「東京ディズニーランド・ステーション駅」が検索結果として表示され、その周辺のWebサイトが一覧となって表れた(図6)。ただし、「センタービル」のようにアバウトな情報であると、Webサイトの検索結果も正しいものが得られない(図7)。詳しい地名がわからない場合は、「地図から検索」機能を使ったほうがいいだろう。
3つ目の機能は「距離測定」。出発する場所と到着したい場所をクリックすると、2点を結ぶ線が表示され、自動的に距離が測定されるというもの(図8)。通常の地図のほかに、航空写真でも確認することができる。たとえば、「新宿駅」から「新宿中央公園」までの距離測定では792メートルと出た。徒歩1分で80メートルほどと計算して、約10分といったところだろうか(図9)。測定は直線距離だけれど、だいたいの目安にはなる。
このプラグインを使えば、地図を検索したいとき、いちいち地図関連のサイトを検索したり、そこから周辺のサイトをチェックしたりするめんどうがなくなる。サイドバーで作業できるので、ひとつの画面で地図と地名の検索、距離測定、該当サイトの表示までこなすことが可能だ。もちろん、世界最速を謳う「Lunascape5.0」だから、地図操作の動作も快適である。地図の検索には、シンプルで使いやすいこのプラグインをオススメしたい。