さらに記者会見には、現在えどふみが「7rush」で実況しているゲーム『Fallout3』のプロデューサーである岩本けい氏と、ゲームクラッシュの担当者であるinfo-Pメディア企画部のマスクド森田氏が登場。
岩本プロデューサーからは、『Fallout3』のダウンロードコンテンツ第2弾「The Pitt」の配信日が5月29日に決定したことが発表され、なんと記者会見の途中では"えどふみ生実況プレイ"が披露されました。
その「The Pitt」には、えどふみの二人も声優として参加しており、岩本プロデューサーによると「江戸さんは、実況はガラガラ声なのに声優の時は綺麗な声でびっくりした」とのこと。『Fallout3』ファンはこちらも見逃せない情報ですね。
話を今後のえどふみの事業展開に戻しましょう。
次なるえどふみの動きですが、実は彼らを主人公に描かれた漫画「えどふみ滅(仮題)」が、6月24日にとびら出版から発行されることが決定しているとのこと。
ここで記者会見場には漫画を担当したクサカベマコト氏が登場し、本の詳細について語りました。
それによると、「えどふみ滅(仮題)」は、えどふみの二人がどのようにして実況プレイヤーとなり、会社を設立するに至ったかという道のりを描いた4コマ漫画のほか、対談企画や「えどさんのニコニコうp講座」など、バラエティ豊かな企画を盛り込んだ充実の一冊であり、初回特典にはえどふみトレーディングカードが付くのだそう。
……なぜトレーディングカードなんだろう、という疑問が頭をよぎりましたが、ともあれ"えどふみ"ファンはもちろんのこと、すべてのゲーム実況動画ファン、そしてニコニコ動画ファンにとっても読みごたえのある内容なのではないでしょうか。
"プロのゲーム実況プレイヤー"というこれまでにない新たな職種の先駆けとなったえどふみですが、彼らが歩もうとしている道はこれまでに誰も通った前例のないけもの道であり、趣味ならばともかく、果たしてビジネスとして成り立つのかどうかはまったくの未知数と言わねばなりません。
しかし、ゲーム実況動画はユーザーが中心となって生み出し、そして盛り上がりを見せている稀有なジャンルであり、ニコニコ動画風にいうなら"もっと評価されるべき"コンテンツです。
今回えどふみがプロとしての道を切り拓いたことで、ゲーム実況動画界に新たな波が押し寄せ、結果としてゲーム業界全体が面白い展開を迎えることを期待したいと思います。