電力管理については、同社は「省電力マネージャ」というソフトをPCに添付している。スライダー1つで省電力の度合いを設定できるもので、氏によるとデスクトップPC1台あたり、年間で最大71ドルのコストが削減可能だという。また同社WEBサイトには、電力コストを試算してくれる「Lenovo Energy Calculator」も用意、購入前の比較検討が可能になっている。

「省電力マネージャ」の画面。スライダーのみで設定が可能

より細かい設定が可能な「アドバンスモード」も装備

Energy Calculatorでは、電力管理の有無も切り替えられる

さらにPCの利用形態を細かく設定することも可能だ

パッケージングについては、従来の発泡スチロールに代わり、Reflex熱成型クッションが採用されていることが紹介された。100%リサイクルできる上、製品の保護性能は向上しており、数カ月後には完全に発泡スチロールから切り替わるということだ。また、企業ユーザーがまとめてPCを購入する際には、マルチパックという形で、余計な梱包は省くようになっているとのこと。

Reflex熱成型クッションを持つコーハット氏

大量購入時には、不要な外箱などは省いて廃棄物を削減

PCのライフサイクル全体を考えれば、廃棄時の対応もポイント。同社は、HDDのデータ消去、素材のリサイクル、価値が残っていたときの現金化、などのサービスを提供している。「不要になったマシンを提供してもらえれば、我々が責任をもって処分する」と同氏。企業には不向きな古い機種でも、学校や発展途上国では利用できる場合もあると訴えた。

廃棄するときに気になることは? という調査の結果

同社が提供する「アセット・リカバリー・サービス」