21日に発表された富士通「FMV BILBO NF」シリーズの「FMV BIBLO NF/D75」。Blu-rayドライブ搭載に加えアスペクト比16:9に対応するなど、映像コンテンツの再生機能が強化された最新モデルだ。今回は発売前の試用機を使って、その使い心地を検証する。

主な仕様 [CPU] Intel Core 2 Duo P8700(2.56GHz)   [メモリ] 4GB(DDR3 2GB×2)   [HDD] 500GB   [光学ドライブ] Blu-ray Discドライブ   [グラフィックス] Mobile Intel GMA 4500 MHD(チップセット内蔵)   [ディスプレイ] 15.6型ワイド(1,366×768)   [サイズ/重量] W372×D263.5×H37.8~45.5mm/約2.8kg   [OS] Windows Vista Home Premium SP1   [店頭予想価格] 190,000円前後

新デザイン採用で生まれ変わった「FMV BIBLO NF」シリーズ

富士通の「FMV BIBLO NF」シリーズは、使いやすさを重視したスタイリッシュ・スリムノートだ。大きな液晶ディスプレイや使いやすいテンキー付きキーボードなどを搭載しながら、スリムでカッコいいデザインが魅力の定番シリーズである。その人気機種が、新たなデザインとパワーアップした機能を引っさげて登場した。

2009年夏の「FMV BIBLO NF」シリーズでは全モデルに「スクエアラウンドデザイン」を採用。ややシャープな印象だった前モデルに比べて、新モデルではボディ全体が丸みを帯びたことから柔らかなイメージを受ける。ただし、丸みがあるからといって余計な空き部分があるわけではなく、液晶ディスプレイやキーボード周りは逆にスッキリした印象だ。

全体的に丸みを帯びたデザインの「FMV BIBLO NF/D75」。カラーバリエーションは、「エボニーブラック」「アーバンホワイト」「ルビーレッド」の3タイプ

天板を閉じた状態の「FMV BIBLO NF/D75」。角やエッジが優しいイメージになった

液晶ディスプレイには、15.6型ワイド(1,366×768)液晶を採用。アスペクト比は16: 9で、DVDやBlu-ray Discコンテンツの再生に最適だ。最近の個人向けノートではアスペクト比16:9の液晶ディスプレイが採用されることが多く、世の流れに沿った選択といえるだろう。

液晶ディスプレイは光沢仕上げ。色味はかなり鮮やかでコントラストも高く、陰影のメリハリが美しい。そのぶん光の映り込みが気になるが、用途に応じて液晶の角度を変えたり照明の当たり所を調整すれば問題はないだろう。

液晶表面は光沢仕上げで、色味が鮮やか。映像の美しさにも期待できる