主な仕様  [CPU] Intel Atom Z530 (1.6GHz)  [チップセット] Mobile Intel SCH  [メモリ] 1GB  [HDD] 160GB  [ディスプレイ] 10.1型ワイド(1,024×576ドット)  [サイズ/重量] W261×D182.5×H25.3~28mm/約1.17kg  [OS] Windows Home Edition  [構成例価格] 58,631円

ファンレス設計で駆動音が静かなミニノート

10.1型液晶ディスプレイを搭載する。評価機の場合は、解像度が1024×576ドットだったが、BTOでは1366×768ドットの液晶も選択できる

デルの「Inspiron Mini」は、CPUにAtomを搭載した低価格ミニノートの人気シリーズ。なかでも8.9型の液晶を搭載した「Inspiron Mini 9」は、そのコンパクトな筐体とバランスのとれた性能で支持を集め、ネットブックブームの盛り上がりに一役買った。本製品「Inspiron Mini 10」は、既発売の「9」と「12」の間を埋める新モデルである。

CPUは、「Inspiron Mini 12」と同様に、低消費電力が特長の「Intel Atom Z500」シリーズを採用。チップセットはグラフィックス統合型のIntel SCHを搭載している。メモリは1GBだが、HDDは160GB(もしくは120GB)と大容量。液晶ディスプレイは10.1型で、解像度はBTOで1,024×576ドットか1,366×768ドットのいずれかを選択できる。なお、他のInspiron Miniシリーズと同じく、本製品もファンレス設計になっている。そのため、駆動音はHDDのアクセス音のみで、高負荷時でも非常に静かだ。

インタフェースは、USB 2.0×3と、SD/SDHC/MMC/メモリースティックDuo対応メモリースロットを搭載。映像出力として、HDMI端子を1基装備している。そのため、薄型テレビを接続して、大画面でデジタルカメラの画像を表示して楽しむ、という使い方も簡単だ。

本体左側面には、USB 2.0ポートと3in1メモリーカードスロット(SD/SDHC/MMC/メモリースティックDuo対応)が搭載されている

SDメモリーカードは半分ほど出っ張ってしまうのが少々残念

本体右側面には、HDMI×1、USB2.0×2、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)×1、マイク入力(ミニジャック)×1、LANポートなどが搭載されている

本体重量は約1.17kgで、本体の厚みは28mm程度。Atom搭載ミニノートとしては標準的だが、エッジにカーブがついていて全体のフォルムが柔らかいため、実際に手に持つとカタログ値よりもコンパクトに感じる。なお、天板は白、青、赤、ピンク、緑、黒の6色のバリエーションが用意されており、好みに合わせてチョイスできる。

天板は全部で6種類のカラーバリエーションが用意されている