セガは東京・秋葉原UDXにおいて14日、「コンシューマ新作発表会 2009」を開催した。この催しは、2009年に同社から発売予定の新作ソフトラインナップの紹介がマスコミ向けに行われたもの。2008年9月の新作発表会では、約20作に及ぶタイトルが発表されたが、今回は9作(なかには前回発表作も含まれる)と、本数を絞り込んだラインナップとなっている。

魔女vs天使の∞クライマックス・アクション『BAYONETTA』

プレイステーション 3 / Xbox 360専用ソフト『BAYONETTA(ベヨネッタ)』は、人知を超えた肉体と能力をもつ魔女「ベヨネッタ」が、多彩な技で美しく華麗に"天使"を狩るというアクションゲーム。∞クライマックス・アクションと名づけられた、これまでのアクションゲームの概念を覆すクライマックスシーンの連続、体術と武器攻撃のコンビネーションが生み出す縦横無尽なスタイルにより、プレイヤーの脳髄を直撃する激しい攻防が体感できる。なお、開発は後述の『無限航路』も担うプラチナゲームズが行っている。

魔女「ベヨネッタ」

主人公の魔女「ベヨネッタ」の繰り出す攻撃はとにかく過激で華麗。独特な世界観のビジュアルで描かれるド派手な技の数々、そして感覚的な操作で繰り出される連続攻撃は、プレイヤーに無限の爽快感をもたらす。「ベヨネッタ」は手だけでなく、足にも武器の装備が可能で、「刀」や「銃」など様々な武器を組み合わせた、豊富な攻撃のバリエーションも魅力だとしている。また、ゲーム内には、多種多様なステージが配置されており、攻略意欲を煽る仕掛けや、"クライマックス感"あふれる迫力の展開が数多く用意されている。

<ストーリー>
20年前、ほの暗き湖底に沈む棺の中から、一人の女が蘇った。自分の素性も、そして名前さえも思い出せないその女の体には、ただ一つだけ、失われた過去の謎を解く記憶が刻まれていた。それは、獰猛な魔獣を操って天よりの使いを葬り去る恐るべき"魔女の力"だった……。
数百年の時を超え現代に蘇った魔女ベヨネッタは、僅かに残る記憶の手がかりを手繰り寄せるうちに、ヨーロッパの辺境「ヴィグリッド」へと辿り着く。彼女を阻止せんと襲い来る無数の天使たち。彼女の過去を呼び覚ます数奇なる出会い。その先で彼女を待ちうけているものとは……?

「スカボロウ フェア」を構えるベヨネッタ

■ベヨネッタ
数百年の時を超えて現代に生きる謎多き魔女。強大無比な魔力を使い、天よりの使者と戦い続けているが、その理由を含め、素性の一切が謎に包まれている。両手両足に四丁一組の愛銃「スカボロウ フェア」を装備して打撃と共に銃弾を撃ち出す格闘術"バレットアーツ"を得意とし、また自身の髪の毛に魔の力を宿して放つ魔術"ウィケッド ウィーブ"は、強大な魔獣を現世に顕現させて群がる天使を片っ端から食い尽くすという。

ゲームタイトル BAYONETTA
対応機種 プレイステーション 3
Xbox 360
ジャンル クライマックス・アクション
発売予定日 2009年秋
価格 未定
CEROレーティング D (17歳以上対象)
(C)SEGA

セガ×トライエースの完全新作RPG『End of Eternity』

プレイステーション 3 / Xbox 360専用ソフト『End of Eternity(エンド オブ エタニティ)』は、数々の人気RPGを手がけているトライエースとセガによる新作RPGタイトル。終わりゆく世界で繰り広げられる"運命"をテーマにした奥深いストーリーと次世代機の性能を極限まで引き出したハイクオリティなグラフィック、戦略性と爽快感を融合させたバトルシステムを盛り込んだ、かつてないRPGになるとされている。

汚染され荒廃し生きることさえ困難になった地球。太古の人類は高度な技術を用い、生きていくために創り出した巨大な機械の塔=環境維持装置「バーゼル」が本作の舞台。撃たれて死ぬはずだった少年・ゼファー、壊滅した戦闘部隊の生き残り"ヴァシュロン"、定められた運命に抗うため、自らの命を絶とうとする少女"実験体20号"。彼らの生命の灯は神の加護によって護られるものなのか、それとも――。次第に明らかになる彼らの過去と「バーゼル」に隠された秘密。自らの生命を賭して運命に対峙した3人は、その真実の意味を知る……といった内容で、主人公たちのバックグラウンドストーリーや関係性を丁寧に描き、背景まで含めた人物像を浮き上がらせることで、より深く感情移入のできる物語が展開されるとしている。

<バックグラウンドストーリー>
遠い未来、地球。
毒された大気は地上に沈殿し、捻じ曲がった地軸は地上から時間の概念を奪っていった。生存さえも脅かされた人類は、天まで届く巨大な環境維持装置「バーゼル」を作り上げ、惑星と自らをその管理下に置いた。
「バーゼル」の機能により大気の浄化が行われ、生き永らえるために人々はそこに群がり、その内部に入り込み、街をつくって生活を始める。
しかし長い年月を経て、「バーゼル」しか知らない人類が歴史を重ね繁栄することで、逆に「バーゼル」が蝕まれその機能を低下していく。
人々はいつしか過去の事実を忘れ、小さな世界に引きこもり、過ちを繰り返していた――。

『End of Eternity』の戦闘はハンドガン・マシンガンなどの銃火器を駆使し、セミリアルタイムで展開する。装備する武器の選択や組み合わせのバリエーション、パーティメンバーとの連携など、戦略性を持たせつつ、シンプルな操作でプレイが可能。アクションゲームが苦手な人でも簡単に迫力のバトルを体感することができる。さらに同社によれば、銃弾の飛び交うフィールドで、攻・防一体の戦略性と爽快感を併せ持つ、これまでのRPGの常識を覆すバトルシステムになっているという。

■ゼファー(Zephyr)・17歳
幼いころから施設で育った少年。数年前、ある事件を起こし、依頼を受けて制圧に来たヴァシュロンと出会う。そこでヴァシュロンに撃たれて致命傷を負ったはずだが、なぜかかすり傷ひとつ負わず……。現在はヴァシュロンと共に、報酬と引き替えにさまざまな依頼を請け負う"PMF(Private Military Firms)"として生活している。

■ヴァシュロン(Vashyron)・26歳
ゼファーと共に暮らす元軍人。PMFを生業としている。「少年が暴れているので制圧して欲しい」との依頼を受け、そこでゼファーと出会う。大規模戦闘によって壊滅状態になった戦闘部隊の生き残りだが、過去については多くを語らない。

■実験体20号(Subject#20)・19歳
生後間もないころから研究所の被験者「実験体20号」として育てられた少女。ある実験のため生後20年で死ぬように設定されている。19歳の誕生日を迎えたある日、自分に残された時間が少ないという事実を知り、研究所を抜け出す。20歳の誕生日になる前に自らの命を絶つことで、定められた運命に抗おうとしたのだが……。

ゲームタイトル End of Eternity
対応機種 プレイステーション 3
Xbox 360
ジャンル RPG
発売予定日 2009年冬
価格 未定
CEROレーティング 審査予定
(C)SEGA