「Numbers」は、対応する関数が250以上に拡張され、より高度な数式を利用できるようになった。しかし、数式の作成自体は非常に簡単。セルを選んで[関数]ボタンから任意の関数を選択するだけでいい。あるいは、画面左下に表示されている関数のリストから必要なものをドラッグ&ドロップしてもOK。
スプレッドシート内の数式は、今回のバージョンから「数式リスト」として表示させ、一覧できるようになった。数式リストから任意の数式をクリックすると、それが適用されているセルが選択された状態になる。ダブルクリックすると数式を編集することができる。このあたりの直感的な操作性は、数式を多用する人ほどありがたみを感じるはず。
表を作成する際は、「表カテゴリ」が便利。これは、特定の列や行を基準にして表のデータを自動的にグループ化してくれる機能。たとえば、家賃、公共料金、入金、クレジットといった具合に、支出の種類を記した列があった場合、その種類ごとにデータを並べ替えてまとめることができる。昇順 / 降順に並び替えるのと少し似ているが、表カテゴリの場合は種類ごとに小計や平均値を表示させたり、カテゴリ単位で行を折りたたんだりできるのが便利。
この他、グラフの表現力や、Pages、Keynoteとの連携機能なども強化されており、使い勝手が前バージョンより大幅に向上している。