男性も多く訪れるグルメスポット"エキナカ"

皆さんは"エキナカ"という言葉をご存知だろうか。デパ地下、ホテイチ(ホテル1階にあるパンやケーキ、惣菜のテイクアウトショップ)などとともに人気を集めるグルメスポットで、駅構内に設けられた商業施設のことをいう。ここでは、東京駅のエキナカ「GRANSTA」(グランスタ)で開催されたグルメ発表会の様子をお届けする。

施設で結ばれている。集結した47店は、全て食品・飲料関連となっている。創業明治28年すき焼きの老舗「浅草今半」や、フードセレクトショップといった新しい概念を打ち出して注目を集めた「DEAN & DELUCA」なども集まり、弁当や惣菜、スイーツ、ベーカリー、カフェ、グロサリーなど幅広いジャンルを網羅している。同施設を運営するJR東日本グループの鉄道会館代表取締役・野崎哲夫さんは「GRANSTAがJR東日本グループの売上げアップに大きく貢献している」とコメント。1周年を迎えた2008年10月までで、GRANSTAは100億円の売り上げを記録している。

発表会の目玉となったのは、GRANSTAの人気商品のランキング。「東京駅エキナカ オブザイヤー」と題して、2008年度にもっとも高く評価された弁当とスイーツの人気ランキングが発表された。

弁当部門で1位に輝いたのは、「浅草今半」の「牛肉弁当」(1,050円)。創業以来、同店が守り続けてきた秘伝の割り下を使い、厳選した黒毛和牛の旨みを最大限に引き出したという商品だ。老舗の味わいがリーズナブルに楽しめる点も人気の要因となっているのだろう。2位には「とんかつ まい泉」の「ヒレかつとたまごのポケットサンド」(470円)がランクインした。

一方、スイーツ部門では、東京駅構内の待ち合わせスポット"銀の鈴"の前で連日行列をつくっているかりんとう専門店「日本橋錦豊琳」が1位を獲得。同店の「きんぴらごぼう」(1袋330円)が、販売個数・売上げともにNo.1となった。国内産小麦100%を使用した生地にごぼうを練りこみ、じっくりと自然発酵させてからなたね油で軽やかに揚げたかりんとうだ。表面にまぶした七味がピリッとしてアクセントになっており、従来のかりんとうのイメージを覆す新しい感覚がお客に受けている。

「浅草今半」の「牛肉弁当」(1,050円)

「日本橋錦豊琳」の「きんぴらごぼう」(330円)

2008年度「GRANSTA」グルメランキング

弁当部門
順位 店名 商品名 価格
第1位 浅草今半 「牛肉弁当」 1,050円
第2位 とんかつ まい泉 「ヒレかつとたまごのポケットサンド」 470円
第3位 築地 竹若 「海鮮丼」 1,200円
第4位 駅弁屋 極 「銀の鈴幕之内弁当~日本ばし~銀幕」 1,800円
第5位 mango tree deli 「ガパオ~豚挽肉のバジル炒め玉子のせごはん~」 800円
スイーツ部門
順位 店名 商品名 価格
第1位 日本橋錦豊琳 「きんぴらごぼう」 330円
第2位 銀座 甘楽 「豆大福」 200円
第3位 Terra Saison 「風の穂」 1,050円
第4位 FORMA 「カールスルーエ」 1,575円(5号15cm)
第5位 元町 香炉庵 「黒糖どらやき」 5個入り840円