ワンクリックで情報を表示するGoogleツールバー6の新機能
Googleツールバーの機能はこれだけではない。最新版のGoogleツールバー6では、新たにライブフィードとカスタムサイト検索がサポートされ、Googleガジェットをツールバーに追加しておくと、さらに便利に使える。たとえばGmailでは、Googleツールバーの右端にあるログインボタンをクリックして、IDとパスワードを入力してGoogleのアカウントにログインすると、ワンクリックでメールが閲覧できるだけでなく、ボタンの脇にあるプルダウンを示す三角印をクリックすると新着メールのタイトルが20件分まとめて表示される。待っていたメールが到着したかどうか簡単に知ることができる。
Gmailのプルダウンメニューをクリックすると最新20件のタイトルが一覧できる。クリックするとgmailへ移動し本文が読める |
GoogleニュースやYouTubeも同様だ。Googleツールバーにボタンを追加するとプルダウンメニューをクリックするだけでカテゴリ別のニュースヘッドラインを読むことができるし、YouTubeでは新着動画のイメージを見ることができる。Googleカレンダーの場合では小さなカレンダーが表示されるという具合だ。作業の途中、ちょとした気になった情報、たとえばスポーツの結果などを素早く簡単に知ることができる。
ニュースの見出しが写真付きで表示され、しかもタブでジャンルを切り替えることも。なかなか充実した機能だ |
YouTubeの画面。「最近のおすすめ」のほか、「お気に入り登録の多い動画」「評価の高い動画」「今日の人気の動画」「今日の話題の動画」「最近追加された動画」を切り替えることができる。もちろん検索も可能だ |
画面をクリックするとウィンドウ内で動画が再生される。今のところIEだけの機能だ |
その他、Googleツールバー6をインストールすると、Googleデスクトップを起動することなく、デスクトップ上でクイックサーチボックスによるGoogle検索ができるようになる。ショートカットキーを割り当てて使うとスピーディに利用できるだろう。
下のボタンをクリックするとクイックサーチボックスが表示される |
ショートカットキーでスマートに検索するのがポイント |
そのほかツールバーのオプションとして「オートフィル」機能がある。個人の住所、氏名やクレジットカード番号まで自動入力できる。クレジットカード番号にはパスワードが設定できる |
パソコンを使い分けていても設定を同期
そのほか、これまでのバージョンから続く便利な機能としてぜひ押さえておきたいのが、ブラウザで新しいタブを開いたとき、よく利用するサイトや最近閉じたタブに簡単にアクセスできるよう、スクリーンショット付きで紹介する機能だ。また、ツールバーの設定を同期させる機能もあり、仕事用とプライベート用、自宅用と外出先用など、パソコンを使い分けている人にとっては非常に便利だ。
新規のタブを開くと自動的に「よく利用するサイト」や「最近登録したブックマーク」などが表示される。同じサイトを毎日閲覧するのに便利 |
Googleツールバーの設定もGoogleアカウントにログインするだけで同じ環境になる |
Googleツールバーでは、右端にあるログインボタンをクリックしてGoogleのアカウントにログインすれば、自動的にGoogleツールバーのすべての設定、ブックマークやカスタムボタンへのアクセスなどが読み込まれる。こうしてどのパソコンからでもブックマークにアクセスでき、Googleウェブ履歴にアクセスして最近行った検索の内容確認もできるようになる。つまり別々の場所、環境からアクセスしても、そのままWeb履歴が引き継がれて操作ができるのだ。Googleツールバーは、さまざまなガジェット、サービスを提供しているGoogleならではの気の利いたツールなのだ。
異なる環境に移ってもGoogleアカウントにアクセスすれば、これまでのウェブ履歴を参照できる |