富士通「FMV-BIBLO NF」シリーズの最新モデル「FMV-BIBLO NF/C50」は、縦横比16: 9、1,366×768表示が可能な15.6型ワイド液晶搭載ノートだ。今回はその使い心地を検証しよう。
主な仕様 [CPU] Intel Core2 Duo P8400(2.26GHz) [メモリ] 2GB(最大4GB) [HDD] 320GB [光学ドライブ] DVDスーパーマルチドライブ [グラフィックス] Mobile Intel GMA 4500 MHD(チップセット内蔵) [ディスプレイ] 15.6型ワイド(1,366×768) [サイズ/重量] 約W370×D265×H37.7~43.5mm/約2.8kg [OS] Windows Vista Home Premium(SP1) [店頭想定価格] 150,000円前後
使いやすさに磨きがかかった新モデル
FMV-BIBLO NFシリーズといえば、エントリーユーザーから上級者までの広い層をターゲットにした、富士通のノートPCの上位シリーズだ。15.4型ワイドの大画面液晶ディスプレイや入力しやすいキーボードなど、使いやすさに重点が置かれているのが特徴。そのため重量もやや重く、持ち歩いて使うというよりは、据え置きでデスクトップ代わりに使うマシンである。
2009年春モデルのラインナップでは、CPUやHDDのスペックが向上したのに加え、シリーズの特徴である使いやすさも向上した。中でも注目なのが、今回試用した「FMV-BIBLO NF/C50」。液晶ディスプレイのサイズが、前モデルの15.4型ワイド(1,280×800)から15.6型ワイド(1,366×768)へと、やや大きくなっているのだ。
液晶のサイズではわずか0.2インチ、解像度では2%程度の違いしかないが、実際にディスプレイを見てみると、やはり15.4型ワイドとの違いをハッキリと感じる。筐体のデザインの影響もあるかもしれないが、15.6型ワイドのほうが余裕があるように感じられるのだ。ディスプレイの縦横比がDVDビデオと同じ16:9なのも良い。上下の黒い余白がなくなり、より自然に閲覧可能だ。