味わい深いワインに感銘を受けていると、以前シェフをしていたというその農家の男性が新鮮な野菜を使った手づくり生パスタを出してくれた。あまりのおいしさに思わず、すぐさまレシピを聞いた。ロンドンに帰国後早速つくってみると、本当にカンタン。しかもおいしい。この感動を皆さんと共有したいので、ここからはそのパスタレシピを紹介!
デュラムセモリナ粉を使わないカンタン生パスタ
材料(3人分)
薄力粉 100g / 強力粉 100g / オリーブオイル 大さじ1 / 塩 小さじ1/2 / 卵 2個 /
(ただし、写真は9人分つくったときの様子)
つくり方
1.大きめのボールに薄力粉と強力粉を入れてふるいにかける。2.粉の中央部分にくぼみをつくり、オリーブオイルと塩、卵を入れる。
3.2を混ぜ合わせていく。最初はボソボソしているが、徐々にまとまってくる。
4.ある程度まとまったらまな板へ移し、体重をかけてこねる。15分ほどこねて生地に弾力が出て、かつしっとりとしてきたら、ラップに包んで冷蔵庫に入れて寝かす。一晩寝かせたほうがコシが出るというレシピと、数時間寝かせばOKというインスタントレシピの両方を試してみたが、結果一晩寝かせた方がコシが出てより美味しい。
5.一晩寝かすと黄色みが強くなってくる。
6.まな板、麺棒、生地の表面に強力粉をふりかけ、体重をかけて手のひらでのばし、その後麺棒で2mm程度の薄さになるまで生地をのばしていく。
7.伸ばした生地を適当な幅に折る。
8.好みの大きさに切る。生パスタはフィットチーネくらいの太さがオススメ。たっぷりの熱湯で、麺がくっつかないように箸で混ぜながら様子見つつ、2,3分もすれば茹で上がる。
本来はデュラムセモリナ粉を使ってパスタをつくるのだが、日本の家庭では入手しにくいもの。そこで、薄力粉と強力粉を半分ずつ使い代用している。それでも本当に本格的な仕上がりとなるので、ぜひ試してみて!
おいしいパスタが出来上がったら、次はソース。今回はアボカドクリームとガーリックトマトソースの2種類をつくった。アボカドクリームは敵どうな大きさに切ったアボカドとレモン汁、生クリームをミキサーにかけ、クリーム状になったら塩・胡椒で味を整えるだけのカンタンレシピ。
濃厚なクリーミーさが魅力のアボカドを使ったアボカドのソース |
トマトの甘みが絶妙なガーリックトマトソース |
ガーリックトマトソースは、フライパンにガーリックオイルを入れてトマトを軽くいため、バジルや塩・胡椒で味付け。個人的には普通のトマトよりミニトマトで使ったほうが甘みが出てくるのでおいしいと思う。ガーリックオイルは、加熱する前のオリーブオイルにみじん切りにしたニンニクをつけておいたもの。今回のパスタソース以外にも色々な料理に活用できるので、つくっておくと便利だ。アボカドクリームもサーモンなどの魚貝とベストペアリングで、冷製パスタとも好相性である。
教えていただいたのは男性だったけれど、イタリアマンマの味をみなさんもぜひお試しあれ!