今回のテストで利用する機材を紹介しておこう。GeForce GTX 275とRadeon HD 4890だけでなく、両社のシングルGPUで現行ハイエンドクラスのものを出来るだけ集めてみた。用意したのは、GeForceが「GeForce GTX 285」、「GeForce GTX 260(55nm/SP216)」、Radeonが「Radeon HD 4870」。

GeForce GTX 285カードはMSIの「N285GTX-T2D1G

GeForce GTX 260カードはELSAの「GLADIAC GTX 260 V2 896MB(55nm Edition)

Radeon HD 4870カードはASUSTeKの「EAH4870/HTDI/512M」。ちなみに現行モデルではクーラーが変更されている

これら計5枚のグラフィックスカードを一斉比較してみたいと思う。主なテスト環境をまとめると以下の通り。

GPU GTX 260
(55nm/SP216)
GTX
275
GTX
285
HD 4870 HD 4890
Driver GeForce Release 185.63 Catalyst 9.3
(8.591-090225a-076828C-ATI)
8.592.1-090325a-078297E
CPU Intel Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
M/B ASUSTeK P5Q-E(Intel P45 Express)
Memry Corsair TWIN2X2048-6400C4(DDR2-800 CL4-4-4-12 1GB×2)
HDD Western Digital WD1500ADFD(10,000rpm SATA II 150GB)
OS Microsoft Windows Vista Ultimate SP1

なお、Radeon側で使用するグラフィックスドライバのみバージョンが揃っていないが、これはRadeon HD 4890とセットになっていた最新版のCatalystドライバが、何故か今回の環境ではRadeon HD 4870をまともに動かすことが出来なかったためだ。Radeon HD 4870で使用したドライバも、一般公開されているCatalystの中では現時点で最新のものだが、一応ご留意願いたい。