平成21年度入社式OKIデータ社長 杉本晴重 挨拶(抜粋)
新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。
この100年に一度と言われる大不況期に社会人になって、心配されている方も多いと思いますが、私は、「この大不況期を経験出来ることは天から与えられた貴重な機会だ」と思っています。
この貴重な機会に、新たな事業機会を捉え、ユニークな商品とサービスを提供して、売上・利益も上げ社会にもっと貢献し、従業員の皆さんがもっと誇れる良い会社にしていきたいと考えています。今は非常に重要な時期にあり、新入社員の皆さんにもやってもらいたいことが沢山あります。今日は、OKIデータの将来を担う皆さんへの期待を込めて3つアドバイスをします。
1番目は、「常に自分でじっくり考える習慣をつける」ことです。勿論、知らないことを聞くことは恥ではありませんが、人間は常に学び知識・知恵をつけ、そして自分で考え悩み、自分でやってみて失敗し反省し、またやり直す、この繰り返しでしか成長しません。本当の仕事で楽な仕事はありません。論理的思考は必要ですが、成功の方程式などはありません。苦労なくして成長なし、失敗なくして成功なしです。特に入社2-3年は大変重要な時期と思います。この時期の経験、特にどれだけ自分で考え苦労し失敗したり成功したり結果を出すことは、将来に大きく効いてきます。まずは与えられた仕事に無我夢中に取り組んでください。
2番目は「何にでも関心、興味を持つ、好きになる」ことです。まずは配属された職場の皆さんを好きになる、お客様を好きになる、パートナの皆さんを好きになる、つまらない、単純と思われる仕事にも関心を持って欲しいのです。「好きこそものの上手なれ」と言います。好きになると必ずや新たな気づきができて、仕事にも個人にもよい結果が出てきます。OKIデータで、営業、技術、生産夫々の分野でプロフェッショナルといわれる人達は皆、自分の仕事への関心・興味・誇りが人一番高い人達です。是非、皆さんもアンテナを高くして関心・興味を高めプロを目指してください。
3番目は、「出る杭」「とんがった人間」になって欲しいということです。この意味は、自分の感性、主義主張、個性、特長を磨き積極的に取組み、新しいことにチャレンジして欲しいということです。「出る杭は打たれる」とか言われますが、内容のある本物の出る杭は、周りの人に応援され育てられます。OKIデータにはグローバルに活躍するチャンスが一杯あります。これは、グローバルに通用する人材になって欲しいと言い換えてもよいかもしれません。元気よくいきましょう。